今年はたくさんイグチ科のキノコを食べてみたので、忘れないようにまとめておこうと思います。 イグチ科のキノコは、柄があって、傘の裏側が管孔(スポンジ状)であることが特徴です。有名なのは、ポルチーニ茸(King Bolete / Boletus edulis)です。 まずは家の近所でも発見できたBirch Bolete(ヤマイグチ/Leccinum scabrum)。名前の通り、Birch(カバノキ属)、例えば白樺の近くに生えています。 しっかりしたキノコで、イグチ科のキノ
大きなアンズタケ(chanterelle mushrooms)の一番美味しい食べ方は、ステーキ風だと思います。保存するなら乾燥はもちろんアリですが、今年、ようやく美味しいピクルスのレシピを見つけました! 参考にしたレシピはこちら。 ピクルスには、どんなキノコも使えるそうですが、小さい(開いていない)アンズタケが特にお勧めだそうです。 【材料】 キノコ2 lbs にんにく薄切り 7 g(3 片) キャノーラ/グレープシード油 1/2 cup (ソテー用) コーシャー
秋の早い時期にたくさん採れたロブスターマッシュルーム。派手なオレンジ色で、歯ごたえがあり、その名の通りちょっと海鮮風の香りがします。 マッシュルーム(キノコ)と呼ばれていますが、実はキノコに覆いかぶさる、別のオレンジ色の寄生菌で、宿主のキノコの風味を独特の風味と食感に変質させていくんだそうです。 1つめは、こちらのレシピを参考にしたロブスター(マッシュルーム)・ロールです。 材料: ロブスターマッシュルーム450g (約1 lb) 1.5cmほどのさいの目切り パプ
今年はたくさんアンズタケ(シャンテレル・マッシュルーム・chanterelle mushrooms)が採れたので、いろんな方法で食べてみました。 ベストはやっぱり、あまり動かさないで、オリーブオイルと塩で焼く「きのこステーキ」だと思うのですが、それ以外にも、これは!というレシピが、キノコ狩り師匠のフランス人夫婦のおかげで見つかりました。 1つ目は、栗とアンズ茸のポタージュ。参考にしたレシピはネット検索で見つけたこちら。 材料: バター 4 tbsp. 玉ねぎ 1/2
今秋はたくさんの新しいきのこに挑戦してみました。中でも面白かったのが、透明なきのこたち。 1つ目は「toothed jelly(歯のあるゼリー)」とか「cat's tongue(猫の舌)」と呼ばれる透明のきのこ"Pseudohydnum gelatinosum"。日本語だと「ニカワハリタケ」と呼ばれるようです。 「歯」とか「針」などの言葉から想像できるように、キノコの傘の裏側に突起が並んでいます。でも全体的にゼラチン質でプルプルしているのでチクチクしている感じではありませ
前回はサンファン島での海藻狩りについて書いたのですが、今回は甲殻類でございます。 まずは、チリ・サンチアゴの魚市場でピコロコを食べて以来、機会があれば収穫して食べてみたいと思っていたフジツボ、それにカメノテ。 岩場でカメノテを大量に見つけたので、しめしめ、と採取することに。 でも、フジツボもそうですが、こいつら、かーなーりしっかりと岩にしがみついていて、なかなか簡単には取れません。手?の部分を引っ張って、勝負に勝つと長い腕?が付いてきます。なんともグロい見た目・・・
美しい海に囲まれたワシントン州のサンファン島。今年の夏は乾燥していたせいか、きのこはあんまりありませんでしたが、海の幸はたくさんありました。 あまりにたくさんあるので、我慢できず、州外在住者価格ですが、ワシントン州の個人採取のライセンスを取得して、いろいろ収穫、食べてみることにしました。まずは海藻です。 1つ目は、こちらのビーチによく打ち上げられているこの巨大なやつ。「ブルケルプ(bull kelp)」と呼ばれる昆布です。 打ち上げられているものは、いつからあるのかも分
今年の夏は、珍しいベリーを2種類、食べてみました。 1つ目は野生の「サラルベリー(Salal berry)」。私の暮らすポートランドをはじめ、パシフィックノースウエストの山のあちこちで見かける木です。 実際、ネイティブアメリカンの大切な食糧源だったそうです。 食べられると知ってから気になっていたのですが、今回のサンファン島旅行で宿泊したお家の庭にちょうど熟れたサラルベリーがありました。 熟れた実は、「絶対、抗酸化物質いっぱいだよね!」という黒に近い色をしています。ベル
先日仕込んだグミのシュラブ(ホットプロセス版)が完成したので、こちらのレシピを参考に「Dark and Stormy」ならぬ「Dark and Goumi」を作ってみました。 グミシュラブ(1 oz)、ダークラム (1 oz)、ライム果汁 (½ Tbsp.)、ジンジャービール(5-7 oz)を氷の上に注ぎ、ステアしてライムを飾る。 グミの色ではありませんが、いやはやこれが絶品!バルサミコ酢とグミのとろりとした甘さ、酸っぱさが、とっても良い感じです。ジンジャービールにバルサ
続いては、こちらの記事を参考にグミのシュラブ作りです。シュラブは酢に果実やハーブ、スパイスの香りを移した飲料のことですが、低木のことも英語でシュラブというので「SHRUBS WITH SHRUBS」というタイトルの記事になっています。 材料は、バルサミコ酢1/2カップ、グミ1/2カップ、ブラウンシュガー1/2カップ、生姜のみじん切り大さじ1、ライム汁大さじ1。 参考リンクの方をみると、シュラブは熱する方法「ホットプロセス」と熱しない「コールドプロセス」があるとのこと。せっ
昨年、家に植えたグミの木にたくさんグミの実がなりました。そのまま食べたら子供の頃に食べた記憶よりもかなりえぐみが強いので、加工することにしました。 まずは、こちらのレシピを参考にジャム作り。 グミは集まるとキラキラして綺麗です。これで約300g。 沸騰したお湯にグミを投入し、浮かび上がったら、ざるに取ります。5分くらいを目処に、とのことでしたが、2分とか、ちょっと目を離した隙に、かなり火が通ったようで崩れはじめていました。 取り上げたら、濾して種を取り除き、鍋に戻しま
今年もエルダーフラワーが咲く季節になりました。昨年は、発泡酒を作り、おいしくいただいたのですが、今年はもう少し楽そうなコーディアル作りに挑戦してみます。 かなり強い芳香がします。 参考にしたのは、こちらのレシピ。花は今咲いているのを全部取っても15束しかなかったので、半分の量で。それと、クエン酸がスーパーになかったので、アップルサイダービネガー(リンゴ酢)で代用することにしました。 水450mlを沸騰させて、砂糖500gを溶かします。それから火を止めて、輪切りにした有機
ワイルドローズがたくさん咲く季節です。昨年、その香りの良さにすっかりハマってしまったので、今年も心待ちにしていたのです。 しかも、今年は近所のベイカリーで母の日スペシャルとして販売していた「ローズ&ラズベリークリーム入りクロワッサン」が驚くほど美味しかったので、この組み合わせにトライしてみました。 ワイルドローズの花びら、今年はたくさん集めました。レシピはこちらを採用。 かなり赤いジャムができました。しかしジェリーと違ってできる量が少ない…。でもすっばらしい香りです。
藤の花のジャムとジェリーがなかなか美味しくできたので、庭のライラックも同じ要領でジャムとジェリーにしてみました。 ジャムの方は、花枝を取り除いて、1時間ほど水にさらした花1カップ、レモン約半個分のレモン汁(大さじ1)、グラニュー糖6分の1カップを加えて、木べらでかき混ぜながら、とろりとなるまで煮詰めます。 毒の心配がないので、藤よりも作業が少なく簡単です。 これはかなり風味が強くて、好き嫌いがでるかもしれません。 続いてはジェリー。 まずは、花1カップに1カップ弱の
藤の花が満開です。昨年に引き続き、藤の花のコーディアルを仕込みましたが、今年は更に藤の花のジャムとジェリーにも挑戦してみました。 ジャムのレシピはこちらを参考にさせてもらいました。 花を食べるジャムは、毒のない花びらだけにする必要があるようです。1カップ分集めるにも、この花枝、ガク、雄しべ、雌しべなどを取る作業が結構、面倒です。 一番大きい花弁を取り除いた後、中の花弁を最初の花弁の逆側に引っ張ると、うまく分けられます。ちょっと白鳥とかフラミンゴみたいです。 花弁を1時
春のキノコ、モレルマッシュルーム(アミガサタケ)が生える場所だ、という噂を聞きつけ、市内の公園に出かけてきました。 川沿いのビーチもある公園で、犬は大はしゃぎでしたが、残念ながらモレル茸に出会うことはできませんでした。 仕方ないので、公園のあちこちに生えていた「Stinging Nettle」、その名も「刺す」ネトルを収穫して帰ることにしました。この植物は、野草好きが、春によく食べる、栄養価の高いものとして見かけていたので前々から気になっていたのです。去年「デッドネト