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【商業出版する方法+α7】〜「印税は10%です」の断言は嘘です。

SNSやyoutubeなんかをみていると
「本の印税は10%ですね」
みたいなことを言ってる著者がいます。


あれ、嘘です。
出版社によっては10%払わないところ全然あります。
むしろ、今の時代10%提示の会社は少ないですよ。


今のビジネス・実用書の業界では


>「6%か〜10%の間で印税提示してくる」

>「その比率は出版社によって全然違うので、仮に出版のオファーを受けたら詳しく条件を確認しましょう」


ってのが正解です。

また印税方式も、

>発行印税(刷り部数に対し印税を支払い)方式

もあれば

「実売印税(売れた数に対する印税支払い)」方式

を取り入れている会社もあります。

かつ、1年前までは発行印税方式を取り入れてたけど、最近は実売印税方式に切り替えた・・

という出版社だってあるのです。

会社も経営戦略の転換を行っているところ、ここ数年でバシバシあるので、その辺最新の情報を握っておきましょう。

「印税は10%です」
「本の印税は刷り部数に対して払われます」
と”断言”する人は「著者」に多いです。


ただこの著者の意見っていうのは、大変申し訳ないですが、ある意味諸刃の剣です。

なぜかというと、10冊も20冊も本を出しまくっていろんな出版社とのお付き合いがある方ならまだしも、1冊や2冊出して「数少ない出版社しか付き合いがない」ということが厄介。

1社や2社の経験が「全て」だと思いがちだからです。

ビジネス・実用書を手掛けている会社は、1社や2社ではありません。

多く見積もっても、小さな小さな出版社やプロダクション的な会社も含めて100社ほどはあるんじゃないかな、って思います。

その中で、割と有名な(過去にベストセラーなどを出して名が上がった)会社でも、20〜30数社はある。

その出版社一つ一つをみていても、印税の支払い条件はまさに「千差万別」です。

超大手のビジネス書の出版社だって「8%印税」というのありますし。。。

ベストセラーやヒット作出しているビジネス書の某出版社だって「実売印税」に切り替わった・・という情報も私の方で握ってます。


でも、1冊でも著者としての経験があるとそれが全部正解!かのように発信されてしまうことから、出版への知識や意識のズレ、編集者視点から見ると「それって間違いですよ」って話になりやすいんだろうなあ〜と思います。

ビジネス書や実用書の編集者は、自分の会社のことだけでなく「他社の編集者とのコミュニケーション・動向」を追っていることも多いです。


また、他業界と比べ転職もどんどんやる!世界なので、いろんな会社の状況を著者以上に知っています。

でもこうやって、1冊や2冊出している著者さんがさも出版のこと全て知ってます!みたいに話ししてビジネスにつなげちゃうから、虚偽や古臭い情報が蔓延するのでしょうね。


私なんかも、セミナーとかセッションとかやってて


「は!?そんな情報誰から聞いたの!?」
「今はもう古いですよ」
「かつては、そんなこともあったけど、現在は通用しない」

ってケースあるあるですもんね〜。


こうやって、出版業界と「本を出したい!」人のズレが深まっていくのでしょうね。。


今後も

「え。その発言違うくない?」
「その発信、古くない?」

てなことは、真偽を含め、最新情報として発信していきます。


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