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【商業出版する方法+α38】本の販促でアマゾンキャンペーンはやった方がいいのか?という質問についてお話ししましょう。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント&編集者の渡邉理香です。

見事本を出すことになった著者さんや、これから本をいよいよ出す!というスタート地点に立った方から割と聞かれる質問があります。

それが「アマゾンキャンペーンってやった方がいいんですか?」という質問です。

アマゾンキャンペーンというのは、アマゾンを利用した著者独自の本の販促・広報活動です。
一定の日・制限時間を決めて、その日・その時間の間に本を購入してもらって「アマゾンランキングをあげて、認知&周知効果を狙う」というもの。

アマゾンキャンペーンをやる著者さんは、それはもう自らのメルマガや知人・ステークホルダーに向けて、アマゾンキャンペーンやるんで、●日の◯時間に専用のアマゾンのページから注文してください!」とふれまわります。

むろん購入者には「見返り」があります。
本以外の+αの「購入特典」が主催者から提供されます。
ちょっとクラファンに似てる感じもありますかね。クラファンよりずーっと前に行われているものでもありますけどね。
 
 
まあ、そんなことをやって「アマゾンのランキング」を一気に「あげ」て、1位とか取っていくんですよ。


でこの1位とか取っていく、という結果をもとに、書店での営業に活用してもらったり、広告などをうつ場合にキャッチコピーとして入れたりして、さらに認知と周知を上げて、本をもっと多くの人に広めて買ってもらうように動いていくわけです。

ただこのキャンペーンは、「仕掛け」でやってしまうので「本が自然に売れている」という証にはならない。
だから1位をとっても「疑惑」が残ったりもするし、出版や書店関係者の中には「アマゾンキャンペーンの結果は一時的過ぎて、売りにはならない」と断罪するような傾向も見られています。
おまけに、この手法をたくさんの著者が取り入れ過ぎているので、その意味でもなんの驚きも無くなりました。


最近では、もう「仕掛け」であることは見えみえなので、世間的にも反応が薄くなりつつある。
だから、アマゾンキャンペーンを積極的に勧める出版社も編集者もありません。


アマゾンキャンペーンをやりたいなら、、どうぞ!(ご自身でしっかりやってくださいね)
でもアマゾンキャンペーンをやったからといって絶対ベストセラーになるか、、といってもそうではなかったりもするんで。そこんとこはよろしく!
・・・・・・・このスタンスが出版社や編集者のホンネではあります(笑。

 
だからといって何も著者の方で動かないよりは動いたほうがマシでもあると思うので、もし頑張って活動したい!と思われる意欲的な方は、ぜひやってみてください。
本の販促活動の良い経験にもなりますよ〜。

個人的にオススメなのはやっぱり「SNS」です。
SNSをしっかり運用いただいて、フォロワー数やファンを獲得しておいてもらえる方が「本は売りやすく」「長く太く売れる」傾向が強いですね。

なんせ今みんなSNSばっか見てますから。

その意味でもSNSでのアウトプットに力を入れてもらった方がいいですよ。
SNSを更新するだけで「本が売れる」「重版する」「ヒット作につながる」ことの方が多いですからね。

令和の時代の商業出版はSNSが絶対条件だと、私も改めてお伝えしておこうと思います。


なお、この話題についてはyoutube動画でもまとめています。
もうちょっと詳しく徹底的に解説しているので、興味あればこちらもどうぞ!


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