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【1日5分で学習⑥】トレンドライン

こんにちは!トレーダーのRikaです。
今回はテクニカル基礎の一つである【トレンドライン】について説明します。


トレンドラインとは

トレンドラインとは、テクニカル分析ツールの一つで、2つ以上の安値(谷)もしくは高値(山)を結ぶことで形成されるラインのこと。「上昇トレンドライン」と「下降トレンドライン」があり、これを引くことで、トレンドの方向性やトレンドの強弱等を読み取ることができます。

【上昇トレンドライン】
価格が上昇しているときに、2つ以上の安値(谷)を結んで引ける右肩上がりのラインで、価格が時間とともに上昇する傾向を示しています。

【下降トレンドライン】
価格が下落しているときに、2つ以上の高値(山)を結んで引ける右肩下がりのラインで、価格が時間とともに下落する傾向を示しています。

上昇トレンドライン・下降トレンドラインの例

なお、これらのトレンドラインは、傾きが大きいほど上昇または下降の流れが強いことを意味します。
このように、トレンドラインは「相場の方向感」を一目で把握できることから、有用なツールとして世界中のトレーダーに活用されています。


トレンドラインの特性

続いて、【トレンドラインの特性】について紹介します。
意識されるトレンドラインでは、以下のように価格が特有の動きをします。チャートの値動きの予測に役立つので、ぜひ覚えてください。

【1】トレンドライン付近では値動きが反発しやすい
【2】ブレイクすると価格が伸びやすい
【3】ブレイク後は「レジサポ転換」する
【4】大きな時間足ほど意識されやすい
【5】引く人によって誤差が生じやすい

【1】トレンドライン付近では値動きが反発しやすい
これは、トレンドラインを利確の目安にしているトレーダーの決済注文や、トレンドラインでの反発を予測した反対注文によって、これまでの値動きが抑えられるためです。

トレンドライン反発の例

【2】ブレイクすると価格が伸びやすい
トレンドラインがブレイク(=ラインを超えること)されると、一時的に価格が伸びやすい傾向があります。トレンドラインを超えたところの損切り注文や、ブレイクによる新規注文が溜まっているからです。
(詳しくは「ラインブレイク」記事にて解説)

トレンドラインブレイクの例

【3】ブレイク後は「レジサポ転換」する
「レジサポ転換」とは、レジスタンスラインがブレイクされてサポートラインに切り替わること。またはその逆。
水平線と同じように、トレンドラインもブレイク後は「レジサポ転換」することが予測されます。
(詳しくは「レジサポ転換」記事にて解説)

トレンドラインでの「レジサポ転換」の例

【4】大きな時間足ほど意識されやすい
トレンドラインは大きな時間足で引けるものほど強く意識され、反応しやすくなります。小さな足ほどダマシのケースが増えますので、注意してください。

【5】引く人によって誤差が生じやすい
トレンドラインは引く人によって角度や位置に誤差が生じやすくなります。相場によっては複数の引き方ができることも考慮しましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「トレンドライン」について解説しました。

トレンドラインは、シンプルながらも相場の方向感を一目で把握できる有用なツールなので、ぜひ実際にラインを引いて活用してみてくださいね。

さて、次回は【ラインブレイク】について学習します。
大事な基礎知識ですので、ぜひ読んでください。

それでは、今日もお疲れさまでした!また次回もよろしくお願いします。

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