未開のお風呂レールをそうじした勇者(私)のはなし
前々から気になっていたゾーンがある。
お風呂のレールである。
汚れている。完全に汚れている。
ここに住んで数年、めちゃ古いでもなく新しいでもないお風呂。絶妙に水が入り汚れていく。
そして私は気づいていた。お風呂側のレール手前に、外れるカバーがついていることを。入口の長さと同じカバー。それがパコパコと浮いたりするのを知っている。そこに水入っちゃってるよな〜と思っている。
いつか、そうじするべき。
わかっている。
でも、でもそんなのぜっったいやばいやん。こわいやん(泣)。
見て見ぬふりをしてきたけれど、梅雨に入るし、もしも可能ならばリセットしたい。(こう思う時点でとんでもなくえらい)
夫がいる休日。「おーーい」と声をかけ「ここを今からそうじするので立ち会ってほしい(できれば一緒にやろうの意)」と夫に告げる。
パコパコカバーをあけてどんな魔境が待っているかわからない。
もしも、もしも、もしもだよ?考えたくもないけれど虫的な?なんかもう動く的な?ものが?出てきたら私は失神するだろう笑 その対処も頼みたい。
勇気を出して外してチラッと見る。
あ!!!!!!
やばい。
雰囲気やばい。
きたない。
腹をくくってそうじする。夫も古い歯ブラシを持って参戦。カビキラーをかけたりひたすらこする。こする。こする。流す。
十数分後
ぱぁぁぁ!
なんということでしょう。白い…。
おそらく未開の地だったここは、開拓者(私ら)、いや勇者(私)によりリセットされた。
地獄絵図より帰還した。勇気ある者。それが私。
おふざけはともかく、とてもうれしいよ。
その勢いでキッチンの換気扇のそうじ、ついでにフローリングの床ぶきまでしてしまった。大丈夫?こわい。自分が。
そしてなんかわからんけど、YouTubeでストレッチして身体もほぐしてしまった。
どしたどした。
私、風水とかスピリチュアル的なことはまったくなんですけども、少なくとも私が邪悪な何か(抽象的の極み)だとしたら、あの風呂場のレールに棲みついていたと思うんですよ笑 一生そうじされる気配なさそうですし。この家にはよどんだ空気をまとった人間(私)がいて、家もよどんでいて居心地いいわ〜って。
でも残念でした。へへっ。
なんか今日いろいろやりすぎて全能感あふれてしまった。すごすぎる。大掃除でもないただの5月末だよ?えらすぎるよ。
急にレベルアップし、勇者になった私。いつまで続くかわからないしもう今年はこれっきりかもしれないけど笑
それでもきっと「なんとかなるさ」と言うはずだ。勇者ヒンメルならね。とか言っちゃって。
あーつかれた。暑い。
今日もおつかれさまでした!
おわり
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