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ストレングス資質 トップ5の組み合わせ、読み解き方法を公開!

ストレングスファインダー®のテストを受けて自分のトップ5の資質が分かった後、その一つ一つの資質の解説を読んでもピンと来ない時があるかもしれません。

普段の生活の中で、自分の上位の資質を一つだけ使っているということはほとんどありません。だいたい二つから三つの資質を使って、人は考えたり動いたりしています。

その二つから三つの才能を組み合わさると、どんな特徴があるのか、を読み解いていくというのがトップ5の読み解きです。

プロのストレングスコーチ達はこのトップ5の読み解きを、自分のクライアントさんや研修に入った企業の方々に行ってます。

今日は、社員の読み解きをしてほしいという企業から依頼で行った、私の読み解きの方法を簡単にご紹介します。

まず初めに、トップ5の資質を二つずつの組み合わせについて考えてみます。

資質の二つずつの組み合わせ全部で10パターンできますが、この10パターンの組み合わせについてどういう傾向性があるのか、について簡単に書いていきます。

例:Aさんの場合
調和性
慎重さ
分析思考
アレンジ
公平性

調和×慎重  
場の空気を壊す要素を回避したい

調和×分析  
皆が合意できるデータは何か、合意できる数値はどこか探す

調和×アレンジ  
人、物、調和する状態に組み合えていく

調和×公平  
皆が平等に扱われ、平穏に保たれている状態を好む

慎重×分析  
トラブルが起きないように、数値から予測、根拠のある情報を示す

慎重×アレンジ 
複数のことを組み合わせて、リスクに備える

慎重×公平  
絶対に失敗しないルール作り、仕組みをつくる、公平にお土産配るために事前に人数を把握しておく

分析×アレンジ 
複数のデータの相関性を見ながら、一致するところを見つける

分析×公平  
皆に平等にできる数値、ファクトは何か

アレンジ×公平  
組み替えながらルールづくり、複数の要素が入っても最低限OKなルールを作る

その後、その組み合わせを何度も何度も読み返していると、Aさんの人物像がだんだん浮かび上がってきます。

ここからは想像の世界に入ってくるのですが、Aさんが会社や普段の生活で、何を大事に想い、どんな風に過ごしてるかなーっていうのを想像します。

そこから見える、仕事の進め方やその人の大事に思うところ、具体的な表現に変えて書いていきます。

例えば、

・これから起こりそうなリスクを予防するために、その場にいる人に、客観的なデータを提供し、皆で議論して具体的に進めていくための合意点を見つけたい。
(慎重さ×分析思考×調和性)

といった感じです。

そしてそういった特徴のあるAさんに、周りの人がどうアプローチしていけばより良くコミュニケーションができるのか、ということについても続けて書いていきます。

この読み解き方が大正解とは限りません。二つの組み合わせを見ていくのは基本なのですが、他のストレングスコーチ達は、また違う方法を取っているかもしれませんね。

私の場合の、「頭の中で人物像がボーッと浮かび上がってくる」やり方は、「個別化」の才能でやっていると思います。

トップ5の結果を出している人と、実際に会って話した時のデータベースが頭の中に蓄積されていて、そこから引っ張ってきている感じです。

資質の読み解きは、いかがだったでしょう?
感想をいただけたら幸いです。

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