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カニの生き方は損をしない「さるかにがっせん」から学べるもの

今回は童話「さるかにがっせん」から学べることを紹介します。

この物語は誰でも聞いたことがあるでしょう。

簡単に説明すると

サルとカニがおにぎりと柿の種を交換する

カニの柿が上手く実る

サルがムカついて柿を食べる&カニをやっつける

色々仲間が集まってサルを懲らしめる

結局、平和に終わる


っていう物語です。では早速どんなことが学べるのか紹介していきましょう。



1:助けてもらえる人になれ

今回はカニの人間性の良さがあったからこそ、みんなが助けてくれます。

もしカニがめちゃくちゃ意地悪の奴だったらみんなカニのことを助けようとは思いません。「あ~罰が当たったんだな」くらいでしょう。

しかし、この神様のようなカニの人間性があったからこそ、みんな助けてやろうと思ったのです。

・もしあなたが助ける立場だとすると、どんな人を助けたいと思いますか?
・また、自分の友達でこいつのためならどんなことをしても助けてやろうと思える友達はどんな性格をしていますか?

その答えが人に助けてもらえる人です。

本当に困った時、自分ではどうしようもない時、仲間がいるのといないとでは結果が全然変わってきます。

仲間の力は強い。確実に1人より大きなことが出来ます。

仕事だって1人でやるより大勢でやる方が大きなことができます。

人に助けてもらえる人はそれだけで得なんです。



2:資産を作る

おにぎりはその瞬間だけの消費になってしまうが柿の種は、ほぼ永遠に定期的に柿を作り続けてくれる資産となります。

カニは恐らく、そこまで考えて交換を快く受け入れたのでしょう。

「あ、この柿の種は確実に資産になる!!」と瞬時に確信したのです。

その場しのぎの消費や浪費にお金を使うのではなく、資産となることにお金を使う、つまり投資をすれば少しづつ暮らしが豊かになっていくということです。

おそらくこのカニは今後、食に困ることは一切ありませんし、この柿を売ることでさらに利益を得たことでしょう。

柿の種はおにぎりの何百倍も価値のあるものだったのです。

このカニのような「先見の明」が欲しいものですよね。その見極めとして基準となる判断は「この行動は投資、消費、浪費のどれに当たるか?」を考えることです。

お金を稼いでくれる資本を作るとより暮らしは豊かになります。



3:昨日の敵は今日の味方

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死ぬほど追い込まれたのに最終的にはサルを許して一緒に仕事をしています。もう仏すぎて頭が下がりますね。

でもこの柿はサルがいないとカニは手にすることが出来ないんです。

危うく死にそうなところまで追い込まれたけど、必要だからこそ許して手伝ってもらわないといけなかったんです。

このように昨日の敵は今日の味方になることがあります。

だからこそ相手を徹底的には追い込まない。追い込みすぎると相手は逃げるかまたやり返してくるからです。

限界の手前までで辞めておいて、相手に恐怖心を植え付けた後に仲間にならないかと救いの手を差し伸べる。戦国時代の基本ですよね。

兵力を多くするにはこんなやり方もあります。

昨日と今日は全く違う日になることもあるからこの世の中は面白いんじゃないでしょうか?



4:正しい戦略は正しい結果を生む

これはカニの正確とは関係ないのですが、計算された正しい戦略は正しい結果を生みます。

そしてこのカニの仲間が見せた戦略はまさに最高傑作です。

先制パンチで相手の虚を突き、さらに奇襲をかける。そして相手が攻撃をする隙さえないほど畳みかける。

圧倒的に勝つ見本のような作戦です。

「孫氏の兵法」では戦わずして勝つことが1番良いとされていますが、僕が思うその次に強い戦いがまさに今回のような戦いです。

「完全制圧」「無傷」です。

あなたがもし恋愛でも仕事でも人間関係でもスポーツでも戦う時があるならこの戦い方を意識して見てください。

戦略通りに行った時ほど気持ちのいいものは無いですからね。


カニのような生き方は損はしないし、損をしたとしても最小限に食い止めるようになっています。

カニの様になればあなたの人生は確実に今より面白くなるでしょう。

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