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最近良かったあれこれ | Sept. 2020

オリンピックもフェスも無く、遠出もせず、外に出てみるとエアコンをかけていた室内とそんなに変わらない気温に。気づけば何もせずに今年も夏が終わってしまったと少し感傷的になりつつなこの頃ですが、8月末〜9月前半で良かったコンテンツをピックアップしていきます。

[Comic] 少年イン・ザ・フッド

SD JUNKSTAのメンバーで、HIPHOP何でも屋ことSITE(Ghetto Hollywood)氏が週刊SPA!で連載している漫画が単行本化。キャラクターのファッションや背景にもオマージュや当時の流行を思わせる描写が詰まっていました。小林雅明さんによるミックステープコラムも見所。

あわせて、「水曜日のダウンタウン」を手掛けるTVプロデューサーの藤井健太郎氏との対談も面白かったです。当初は映画を撮りたいと思っていたが、映画を撮りたいならまず原作が無いとダメ、という指摘を受けて漫画を描き始めたというSITE氏。いつか映画化したら面白そうな作品。

SITE:僕もそうだったんですけど、ヒップホップって自分を発見出来るんです。自分の名前を自分で呼んで、そこから自分を発見したり、鏡の前でなりたい自分を発見したり。自分で自分に自分を教えるみたいな側面があるので、何も無いやつが始めるならヒップホップが一番なんですよ。

[Movie] Mid90s

飛ぶ鳥を落とす勢いでヒット作を次々と出している気鋭スタジオA24の新作。

90年代のスケートボードカルチャーを題材とした青春映画で、役者ジョナ・ヒルの初監督作。主人公スティービーは近所のスケートボートショップに通い始めますが、そこに出入りする少年たちとの交流、兄や母との衝突などを通し成長していく様子が描かれています。仲間たちに追いつこうと少し背伸びする様子や、10代の頃に感じた葛藤など、感情移入してしまうシーンも多かったです。

スティービーの憧れの存在であるレイを演じるナケル・スミスはSupremeやアディダスとも契約するスケーター。本当、雰囲気からしてかっこいい。

なんとも、音楽の使い方が最高な映画です。90年代のヒップホップがこんなに映画館で聴ける作品もそうないでしょう。BIG LのPut It Onは特に思い入れのある曲で、流れたとき会話が入ってこなくなりました。

[Music] Chloe x Halle - Do It Remix

ビヨンセの秘蔵っ子とも言われる姉妹R&Bデュオのクロエ・ハリー。今年リリースしたアルバム「Ungodly Hour」のリード曲「Do It」のリミックスがリリースされました。

客演の記載を見て笑ってしまいました。曲自体はポップで聴きやすい楽曲なのですが、攻撃力が高すぎる。何かとお騒がせなDoja Catと、ラップデュオのCity Girls、アトランタ注目のMulatto。今勢いのある若手フィメール集結感。戦隊組めそうなメンツです。

オリジナルのビデオもとってもキュートでおすすめ。

[Music] LEX - Romeo & Juliet

LEXの3rdアルバム「LiFE」から、リード曲のRomeo & JulietのMVがリリース。

とりあえず、ヒップホップの枠を超えたダンスチューンで非常に聴きやすい楽曲。しばらくヘビロテしていました。2分36秒があっという間です。

MVは映画「牯嶺街少年殺人事件」から着想を得たとのことで、観なきゃな、と思う所存です。(この映画、気になってはいるけれどちょっと長すぎて手を出せていない・・)

[Music] week dudus - I'M ME

姫路のラッパーweek dudusがリリースしたシングル。

ABEMAで配信中のラッパーオーディション番組「ラップスタア誕生」、Itaq人気が目につきますがわたしの推しはこちらです。頑張って欲しい。全編逆再生でギミックの詰まったビデオで、3rdステージ進出の10名が発表されたタイミングで出したのも上手いなと思いました。それにしてもラップスタア、今シーズンも個性豊かで誰が残るか楽しみな番組です。





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