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私(少数派)の発言は、本当に「私」という個人の発言として届いているか?

私の発言=全女性の発言?

自分の働き方にモヤモヤしている原因の一つに、
 ◎ 常態化した長時間労働
 ◎ 職員の士気の低さ
があります。(これは職場の問題。自分の問題は一旦おいておきます)

常態化した長時間労働は、家庭は女性が守り、男性は会社に貢献するという男性社会を表したものだと思います。

現に、私の職場も9割が男性(最近は女性の採用も3割ほど)なので、文字通り男性社会の職場なのです。

そんな男性社会に、女性の私がマイノリティ(少数派)として入りました。(選んだのは自分)

そりゃもう「紅一点」という言葉は飽きるほど聞きました。

例えば、紅一点の会議では、「この女史はどんな発言をするんだろう?」と思われているんではないかと思い、発言に躊躇し、無難な発言をすることもありました。

この現象を、言語化していた書籍がありました。

会社の中では女性は少数派ゆえに、多数派の男性と全く異なる環境を体験します。会議でも女性は少数派であり、上層位が集まる会議では女性は紅一点ということも多いのですが、そうなると女性は個人として見られず、全女性を代表する「トークン(象徴)」として扱われるため、特異な状況に置かれれるのです。

仕事も私生活もなぜかうまくいく女性の習慣
麓 幸子 著


あぁこれこれ!!
私の発言=全女性の発言と捉えられかねない、とモヤモヤしていたことがわかました。


働く女性を飲み込むキャリア・ミストという霧

早速、調査結果から。

米国のシンクタンク、センター・フォー・ワークライフポリシーが、2011年に高学歴の女性を対象氏した調査結果によると、ドイツやアメリカの女性たちの多くが育児を理由に離職していたのに対し、日本に女性たちは、仕事への行き詰まりや不満を離職の主な理由としていました。

女性はなぜ活躍できないのか
大沢真知子 著

これまでの男性中心の社会が浸透しすぎており、女性活躍社会と言われても、女性が活躍できる場がない、ということでしょうか。

このように、ロールモデルもおらず、キャリアの見通しが立てられない状況を、
「キャリア・ミスト」

と呼び、霧の中をさまよっている働く女性多くいるようです。

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