星、未だ見えず。#20211107

　画像はいつか行ってみたいコッペパン専門店、『松本幸司の世界観』だ。攻めたセンスだなって思う。また、味も良いらしいと聞く。
　惜しむらくは10:30-18:00の営業時間、そしてそれにマッチしない私の生活スタイル。私の世界観は夜に特化している。どちらが悪いわけでもないし、まぁ今のところ痛み分けだろうか。
　しかしまぁ、世界観が合ってないことは必ずしも悪いことじゃない。今こうやってほろ酔いで帰りながら、なんとなく文章になっているのだから。

　夜の街、流川が少しずつ変わっていっている。今まであったはずの店が無くなってたり、知らない店が増えてたり。あと何となく治安が悪い。けれど愛おしい街。良い子は近づいちゃいけないよ。適当に酒を流し込んだらフラフラ立ち去っていくだけの街。

　ライトアップの必要性はさて置いて。現実に帰る橋の手前にコレ。広島復興のシンボルなんだか負の遺産なんだかわからない。けれど愛おしい景色。この異常さを当たり前と信じながら育ってきて、今もやっぱり当たり前と信じている。アンバランスを飲み込めるのも愛なんだよきっと。

　タクシーが私を横目で見ながら何台も通り過ぎていく。ごめんね客じゃなくって。

　今日もこの街からじゃ星は見えない。
　明日は星に会えるだろうか。