子供たちにおにぎりを繋ぐクラウドファンディング
おにぎりで恩返し
onigiri研究室というnoteに載っていたクラウドファンディングに私は注目しています。かつて食べる物にも困窮していた経験のある夫婦が、「おにぎりで恩返し」として、自身が運営するキッチンカーで子供たちにおにぎりを食べさせに回りたいという企画です。
自己満足の綺麗ごとだ、という人もいるかも知れませんが、賛同する人の助けを得て「綺麗ごと」を実現できるのがクラウドファンディングです。素晴らしいことだと思います。
私自身は幸いにも食べ物に不自由したことはありません。なので食べ物に事欠く苦しみを本質的に理解できているわけではありません。一方でそのことに後ろめたさを感じることもあります。そんな思いを抱える恵まれた側の人たちが、こういった取り組みに少し目を向けてできる範囲での協力をすることで、世の中はより良くなるのではないでしょうか。
おにぎりを受け継ぐ
我が国の伝統食であるおにぎりは単純でありながら完成された食べ物だと思います。作るのも食べるのも簡単、持ち運びに便利で保存がききますし、食欲の無い日でもおにぎりなら食べられます。
幼少の頃から祖母や母に作ってもらったおにぎりとして私の記憶にあるのは、昔ながらの酸っぱいしそ梅が入ったおにぎりでした。
家庭で作るおにぎりもまた受け継がれていくものだと思います。私に子供はいませんが、忙しすぎてご飯を抜いてしまいがちなうちのオーナーに、時々おにぎりを握って持って行っています。
しかしどういうわけか三角に握れません。なぜかいつも球状になってしまいます。それでもオーナーは美味しいと言っているので愛情は伝わっているのだと思います。そういう理解でいます。
食べさせてもらって育った記憶は残る
言うまでもなく食べることは生きることの基礎であり、誰かに食べさせてもらって育った記憶が残っていれば、それを次の世代に返そうという気持ちが出てくると思います。
それはまず自分の身近な人に対してするのが良いと思いますし、時にはこうして広く活動している人を支援するのも良いと思います。全ての人を助けられるわけではないなどと到底無理なことを考えて傷つく必要は無く、自分の目に触れたものに、できる範囲での協力ができればそれで良いと思います。
ここであえて生々しいことを言いますが、返礼品としてもらえるお米「女神のほほえみ」はぜひとも食べてみたい。2合と言わず、お高くてもかまわないので5kgの袋で買い取りたいくらいです。届いたらもちろんおにぎりにしてオーナーと一緒に食べます。
子供たちの身体を作るものとして
主催者夫婦の志に賛同したのでも、ちょっとした気まぐれでも構いません。支援したお金は確実に、発育途上の子供たちの身体を作るために使われます。ぜひ協力してあげて下さい。
※ この記事を書いている私は主催者のさんぺい氏とは直接の関わりはありません。たまたま目に留まって共感したただのおにぎり愛好家です。