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コミュニティにおける”ケア”

高齢者の増加。そして生活習慣病でもある糖尿病の有病率の増加も背景にとしてあり、認知症のある方も増加傾向です。また単身世帯数数の増加により、ひとりで自宅で暮らすにあたり誰かの見守りやサポートを必要とする人も自ずと増えてくることでしょう。既に費用等の面から介護保険サービスの利用を控えるといった人も地域には実在していると仙台市内で耳にします。

世の中には様々なご病気や症状、性格、個性等がある方がいらっしゃいます。ひとりひとり異なることが当然のことです。私も何者かであるように、ひとりひとりが何者かなのではないのでしょうか?

認知症があるからと特別視することではないと思っています。これまで介護施設で介護福祉士や相談員として働いていた時は認知症になってから。或いは脳梗塞になってから。車椅子の生活になってから等の利用者の姿しか見てこなかったこともあり入居前の利用者はあくまでも想像の世界に過ぎないものでした。地域関係なく携わっている自宅で暮らすひときたしゃべるのシニアメンバーと関わるようになったことで一気に私の中での視点や視野が広がったのは確かなことです。


日本はこれから人口が減少していきます。
地域やコミュニティで困らないように暮らしていけるような地域、或いは地域を超えた関係作りや見守りサポートも必要不可欠になってくるのだと思っています。
いつ誰もが病に罹るかは分かりません。それが明日かもしれません。その時に施設に入らなくても暮らしていけるようなネットワーク、環境創りはなくてはならないものだと常日頃考えています。

自分の暮らしている町内では築くことができない関係も町外、区外、市外の人となら築くことができる関係もあるのだと、これもシニアメンバーから教えられたことです。何もかも町内で区切らなくても良いのだと。




自分の暮らす地域やコミュニティで、ひときたしゃべるのシニアメンバー(畑の先生、お裁縫・お掃除の先生・竹細工の先生)は高齢者を見守り、サポートをしている実例もあります。不思議にも地域包括支援センターや町内会長さんには相談しようとはしないシニアメンバーなのです。自ら見守りやサポートをして困らないような暮らしに導いて動いています。なんとも頼もしいと思いつつも見えないところで
地域のじい。ばあ。は活躍していることを地域包括支援センターの人にも知っていただければとも思いつつ。



この度仙台市キャラバン・メイトとして認知症サポーター養成講座を開催することができるようになりました。ちょっと違う視点からお話をすることができるのが特徴かもしれません。開催をご希望の企業様、教育関連、組合様などお気軽にご連絡ください。またサポーター養成講座の開催に囚われずに講師のご依頼も承っております。




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