大江千里さん35周年JapanTour 2019 in仙台
昨年、自身のポップス時代の曲をジャズとして蘇らせたアルバム「BOYS & GIRLS」を作った千里さん。
自身がベストという状態で世に生み出した曲たちを、ジャズに変換することは苦しみも伴ったという。
10月にanniversaryコンサートを、千里さんゆかりのある関学とTFMホールで行っており、私は関学に参加した。
千友さんとのガールズサミットで千里さん愛をしたため、憧れの芝生広場で写真を撮り参加。ピアノはもちろんトークも楽しく、やはり地元の盛り上がりを感じ、更に握手会もあり最高の時間だった。
そしてすぐに今回のジャパンツアー。
平日の日程が多く、行ったばかりでもあるし遠征を躊躇う。
しかも、noteで公開されたパンフには「ちかいうちにSapporo」の文字。
待つか、行くか。
大いに悩む
いや、悩むなら行け、だ。
だって遠征してまで見に行きたいと思うアーティストは、私には千里さんだけなのだから。
大好きな千里さんには何度でも会いに行こう。
そんなこんなで、仕事に支障を来さぬよう土日を選ぶことにして、名古屋公演はセンター日でお受験ママ達は休み希望を出している。残るは仙台公演のみ。行ったことのない街で、現地に友達もいないので完全なひとり旅だ。
はじめての街だし観光も思いっきりしよう。
と仙台公演に参加を決めた。
会場に入ると、席は3列目中央左寄り、ピアノに座る千里さんの前だった。
気持ちがぐっと盛り上がる。
一曲目は「JANUARY」
優しいメロディ。大好きな曲。
一気に心を奪われる。
口ずさむメロディもはっきり聴こえる距離。
時ににこっと笑いながら、時に真剣に、そんな表情もよく見える距離。
滑らかに踊るような指先とリズムをとり全身を使って弾くピアノ。
包まれるような豊かな音に、ただただ引き込まれていく。
今回アルバムに入っている曲はもちろん、
アルバムには入っていない「ガールフレンド」にドキドキ。
「ジェシオ's bar 」は最初のGO!GO!でずっこけて軽くやり直し。でもやっぱりドキドキドキで、控えめな声しか出なかった。
アメリカではよく弾くんですよ、と演奏してくれた2曲は、ちょっと楽しい「ビキニ」
そして、美しい砂漠の景色が目の前に広がっていくのが感じられる「オレンジデザート」
すぐにお気に入りの曲になる。
千里さんの曲は言葉がなくても景色がみえる。オレンジデザートを聴いていて心からそう感じた。
そして、大好きな「tiny snow」は、作曲するときにはこんな詩がついていたんですよ、とその日本語詩を読み上げたあと、時折、日本語詩を歌いながらの演奏。胸がいっぱいになり、じわっと涙がこみ上げる。
そういえば56歳の誕生日パーティーで、シーラにマイクをふられて唄えなくて、対応できるようにしないとな、というような事を話していた千里さん。
今回はすごく歌っていた。
uncleセンリでシュビドゥバと歌い出す千里さんを見ていて、今ならシーラにマイクをふられても大丈夫ね、なんて思ったりしながらノリノリの手拍子でuncleセンリを聴く。
そして、感動的なピアノとはギャップのある?
コテコテ関西人のトークが楽しすぎて笑いっぱなし。
新幹線で眼鏡を飛ばしたお話や、
カレンダーのミスプリまでネタにする千里さんがお茶目。
仙台FMラジオ収録の話や定禅寺ジャズにまた来たいなという話も。
演奏だけでなく、このトークもずっと聴いていたいと思う心地よさ。
そうそう、両腕が激しく動くので、一度ピアノの鍵盤ではないところにゴツっと当たって「痛っ」と曲の途中なのに笑いを誘っていた。
そんなところも千里さんならではの愉しさ。
最後はスタンディングオベーション♪
拍手しながら控えめじゃなくて 最後はちゃんと大きな声を出してありがとうと言えた。
充実の時間でした。
本当にありがとう。
次は5月のアナウンス。東京3DAYS。
きっと札幌あるはず、とまた悩む私がいる。
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