寛容さのアンテナが立つ。
この歳になってやっと「寛容さ」という言葉を深く考えはじめている。
そのきっかけをくれたのは、
子どもに読んだ絵本だった。
人生で大切な言葉はこの3つだ
「尊敬」「思いやり」
そして「寛容」
寛容さか...と、息子の前で口に出しながら、私はこの言葉をあまり意識もせずに生きてきたかもしれない、ということに気づかされたのだった。
◆寛容さが足りない
そう、気づいたこと自体が大きなパラダイムシフトだったのかもしれない。
私は夫へある晩、思いをすべて話をした。
絵本を読んで、こんな言葉があって、自分には寛容さが足りないと気づいたこと、感じたことを、ありのまま話した。
すると夫から「やっと気づいたようだね」という言葉が返ってきた。
「えっ」
「私がそれを意識していないということに気付いていたということ?」
「うん」
「寛容さがないも言われても、君はきっと聞こうとしないよ。自分で気づかないとね。」
「寛容さ、いつから意識してるの?」
「中学生の頃から...だったかな」
思い出しながら答える
「へぇーーーー!」
何がきっかけで、どうのようにして?
寛容さという言葉と出会ったの?
と、私の質問がどんどん続いた。
この夜は、ノートにたくさんメモした。
最後に夫に言われたのは、
「寛容さも“人間の原則”だから、コツコツ実践すれば、必ず身につくものだよ。7つの習慣と一緒。」
そうか と
私の中で腑に落ちた瞬間だった。
◆下位の強みは弱点ではない
こんな夫婦の会話が行われた数週間後に、4月号の致知の中で、
「ポジティブ心理学が規定した24個の人間の強み」が書かれていた。
その中の「節度」の中に「寛容さ」が入っていた。
「重要な点は、こうした個人の強みは、才能とは別のものだということです。(中略) また一般には、強みは才能と違い、後から培うことができます。
そして、その人の強み上位5つを頻繁に使うことでウェルビーイングが上がることが検証されています。
人には24個の強み、全てを持っており、下位の強みは弱点ではないということも重要な考えです。」
これ読んだとき、私は夫に言われた言葉を思い出してた。
「下位の強みは弱点ではない。」
育てていけば、実践し続ければ、
やがて「強み」にもなりえる。
今、私は「寛容さ」のアンテナが立っている。
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