私の住むマンションは、
築年数33年。
安心・安全に住み続けるために、
大規模な排水管改修工事が必要な時期に突入しています。
この工事は、全住居の排水管工事も一斉に行われるため、
全住居立ち入り工事必須、
一件でも協力しない住居があれば、
達成不可能な大規模修繕工事です。
2年ほど前から、
丁寧な工事説明や、
それに伴う住民アンケートを行ってくださっていました。
施工会社の選定、工事方法の選定などに関しても、
全住居にアンケートを何度も実施し、
その度に住宅管理組合と理事会の方々が話し合いを重ねてきました。
都度膨大な説明資料が届き、
再度検討必要な議題があれば調整し直し。
気の遠くなるような事前準備を重ね、
いよいよ2025年1月から施工開始が決定。
そして、
施工会社から全住居対象の工事説明会がスタートしました。
昨日この説明会に参加してきましたが、
説明会風景に少し違和感を感じてしまいました。
ニュースなどで何か施工トラブルが発生し、
住民と施工会社や建築会社のやり取りを見たことがあります。
その度に、
住民は被害者、施工会社が加害者のように私の目には写っていました。
当事者ではないので、事実は分かりませんが、
そのような印象を抱いていたことは事実。
しかし、自分が住むマンションの工事説明会に参加したことで、
少し認識が変わりました。
というのも、
この説明会の最後の質疑応答で少し嫌な気持ちになったからです。
説明が終わり質問時間になると、
一人の男性がいくつもの質問を始めました。
その内容が私はあまり理解できなかったのです。
なぜなら、
・施工会社の事前準備内容に対する批判
(仮設トイレの数に対してなど)
・選定から外れた候補だった施工会社との比較
・比較した挙げ句、工事スケジュールに対しての批判
・もし失敗した際の保証の確約
など。
施工会社の担当の方は丁寧に一つ一つお答えして下さっていましたが、
その答えを聞く度に、質問者は鼻で笑うような態度。
あまりいい光景ではありませんでした。
散々話し合いを重ね、
ようやく全住居者対象の説明会にたどり着いた段階で、
まだ何も始まっていないのにもかかわらず
批判的で非協力的な態度に、
少し驚きました。
これほどの大規模修繕工事、
誰一人失敗を望む人はいません。
ですが、絶対に確実な未来や結果も保証できなくて当然。
工事に対して不安がないわけではありません。
ですが、今までの膨大な話し合いを見てきたので、
私は住民として協力するのみだと思っていました。
ですが、このような批判的な方の存在によって、
かえって不安になってしまったのです。
決定した施工会社がこの大規模な修繕工事を無事遂行できるよう、
協力しようという気持ちになれないものでしょうか?
必死で納得してもらえるように説明してくださる施工会社の方々に
住民として申し訳ない気持ちになりました。
美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。
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