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銀歯からの金属アレルギー

金属アレルギーが原因の、
足の指のただれが再発。
皮膚科に行き、
先生に診ていただくと、
「また金属アレルギーの症状が出ちゃったね」
と言われました。

そもそも金属アレルギーが原因で、
足の指の間がただれることが発覚したのは、
昨年の1月ごろ。

足の指の間の皮がめくれてくる症状に悩まされ、
「まさか水虫?」と、
恐る恐る皮膚科を受診。

2回検査しても、
「水虫の菌は存在しない」
とのことで、
ステロイドを処方してもらい帰宅。
あまり回復が見られず、
1週間後再度受診。

少し強めの薬に変えていただいて、
更に経過観察。

しかし、
一向に良くならず、
皮向けは更に悪化し、
指の間が皮剥けを通り越し、
このままだと小指が取れるのでは?
と心配になるぐらいの酷い状態に。

辛くて再度皮膚科を受診。
診察の際、
先生に言われた一言で、
ある疑いが発覚。
「銀歯ありますか?」

小さい頃に歯の治療で使用した金属が原因で、
金属アレルギーになってしまう患者様が
多いそうです。
「もしかしたら、この足の症状は
その可能性があるかも」と言われ、
私の思考は、
一刻も早く調べたいというモードに。

金属アレルギーのパッチテストを受けるための
紹介状をもらい、
大学病院で予約を試みるも、
「なんの金属が入っているのか分からないとテストしようがないので、
まず歯医者で現在口の中にある金属の種類を全て調べてきてください」と。

いつも行っている歯医者に電話でこの件を伝え、
予約を取ろうとするも、
「普通はそんなことをしなくても、
パッチテストはしてくれるはずですよ」
と、治療もクリーニングもなく、
詰め物を調べるだけの予約には難色を示される。

なんかたらい回しにされているようで、
一度は心が折れた。

そんな時、
サウナでいつもの顔なじみの方にこの話をしたところ、
なんとその方の職業が、
“歯科衛生士”
ということが発覚!
「治療始めるかどうかは後で決めるとしても、
一度調べてみたら?」
と勧めてもらい、
いつも行っていた歯医者ではなく、
その方の勤める歯医者を受診。

奥歯のすっぽりかぶさっている銀歯以外にも、
ちょっと削った後に詰めた小さい金属、
白い被せものであったとしても、
その中に詰められている少量の金属物質など、
治療必要総本数14本。

多いとは思っていたが、
想定外の本数で気が遠くなった。

治療が必要な歯の中には、
治療のし過ぎで新しい被せ物が困難なほど、
土台の歯が小さいものもあり、
被せるための部分を確保するために
歯茎切開が必要な歯もあり、
治療が怖い。
やはり、なかなか決心できない。

先生曰く、
私と同じように、
過去の銀歯などの詰め物による
金属アレルギーの治療で
通っている患者様は案外多くいるそうです。
歯の全治療後、
完全にアレルギー症状が出なくなるまで
1年ぐらいかかるそうですが、
その時期を超えると、
皆さん快適に過ごされているとのこと。

優しく丁寧に説明してくれる
素晴らしい先生を信じ、
パッチテストをすっ飛ばし、
銀歯の全治療を決意。

2023年3月末から治療を開始し、
毎週真面目に通い続け、
2023年11月に全て終了。
治療費はかなりかかったが、
決断して本当に良かったと実感しています。

以前何かで読んだが、
老後にかかる費用のランキングで、
かなり上位に存在する葉の治療費。

現在53歳なので、
いいタイミングで歯の総メンテナンスをしたと思えば、
必要な投資だったように思います。

治療を始めてから足の指のただれも収まっていたが、
また症状が出てしまったことにはがっかり。
皮膚科の先生からは、
「数十年蓄積されていた物質が原因での金属アレルギーの症状は、
歯の治療が終了しても数ヶ月は残ることが多いので、
そんなに落ち込まないように」
と励まされてしまった。

それでも、
昨年歯の治療を始める前と比べると、
かなりの軽症で済んでいることは事実。

そういえば、
歯医者の先生も同じ説明をしてくれていたことを思い出した。

あんなに治療を頑張ったんだから、
きっと完治するはず!
自分を慰めながら、
せめてものデトックスにサウナに行こう。

美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/