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今日の稽古は“落ち着き”

心がザワザワしていたり上ずっていたりすると、
技の精度が落ちてしまう。
間合いの感覚が鈍り、
視野も狭くなり、
相手の動きが正確に見えなくなってしまう。

自分の姿勢も乱れ、
技が不安定に。

いつもお稽古で学ぶことです。
今日はこの“落ち着き”を前半でしっかり稽古。
まず正しい正座を復習。
その後、目を閉じて15分間静かに正座。

静かに正座をしていると、
体のあちこちが力んでいる事に気付く。
無理に抜こうとせず深呼吸を続けるうちに、
徐々に力が抜けていくのを感じる。
その内、
外の音や周りの環境の音がクリアに聞こえる様になり、
自分がとても広い場所にいるような心地よい感覚に。
15分間の正座の後、
みんな清々しい表情になっている様に感じました。

その後は、技の練習。
せっかく“落ち着き”の稽古をしたのに、
動きに入るといつの間にか必死になっている自分にハッとし、
ガックリ落ち込む。
これもいつものこと。

常に“落ち着き”のある状態で技ができる様に上達したい。
この感情の繰り返しで早5年目。
技の精度が上がる頃には“落ち着き”のある人間になれるだろうか?
いや、絶対目指して続ける。

50代になってから、
何かを目指せるのは大変恵まれていると思います。
合氣道で学ぶことは、
仕事にも思考にも、
本当に通ずることが多く救われます。

せっかく出会えた合氣道、
更に高みを目指していきます。

美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/