家族のこと
今一時帰国をし実家に身を置いている。
母が今は1人で住む家、そこが私が小学校の高学年からヨーロッパに出るまでに10年程暮らした家。
昔は父が居て、ふたつ上の兄が居て、犬も2匹居た家。
母との2人暮らしはさて、心地良いとは遠くにある生活。兎にも角にも窮屈なんだ。
私はひとり暮らしがもう5年以上になるのかな。だから1人の生活に慣れているというのももちろんある。
でもね、やっぱりそこでは無いんだ。
私は母とは相性が悪い。
母はそこにどこまで目を向けているか不明。彼女は、私の唯一の娘だから距離が近いに決まっている、愛があるに決まっている、何を言っても縁が切れることが無い、そう思っているそうだ。
私達は楽しく会話をする事もたくさんある。だから仲が良いのだろうとか、やっぱりお母さんだし、って思って来たけれど、今回は母と居ると心がまったくほぐれない事に本当に気づいてしまった。
母の人へ対する批判の仕方がきらい。
母の言葉遣いの荒さにびっくりしてしまう事がある。
母の物事の見つけ方に共感出来ないことのがほとんど。
母の様になりたく無い。
母を愛おしい、尊敬している、心は全くそう思っていないことに気づく。
一緒に居ると自分が間違った事をして批判されるのじゃないかと気をつかったり怖いとおもう。
そして気づけば自分も母を批判し、傷ついている母を目にする。
全然心地よく無いじゃない!
相性がよく無いんじゃない!
もういい加減認めようよ、わたし。
他人の事は変えられないから自分がアジャストして行けば良い。
これは人間関係において私の心を大きく軽くポジティブにしてくれた考え方。
でも母とはそれが上手く行かないのだよ。
さすがに離れ過ぎたり距離を置き過ぎたら彼女はもっと生きる希望が減ってしまうのよ。
だから嬉しくなくても、本当は避けたくても、帰国するんだよ。
私の数少ない家族のひとりだから。
ああ、とても窮屈だよね。
ひとまず書き記すだけで第一歩。
努力であなたを愛することは
なかなか難しいです。ごめんね。
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