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人の違いへの理解を深めることの大切さ (後編)

前編は、自分の本質を知ったうえで、出てきたときにどうとらえていくか、関わっていくか、自分で自分に対応するということを中心に書きました。
後編はもう少し広げていきたいと思います。

私自身の体験を少しシェアしながら進めます。エニアグラムを知る前、自分のことを後回しにしてでも周りが喜ぶことを支援することが当たり前と思ってかなり前からずっとやってきていました。が、内面で違和感を感じるようになった自分もでてくるようになりました。内面から発生する違和感なので、一時は放置していましたが向き合わないと次に進めないわけですね。何に違和感を感じているのか。周りに喜んでもらうことはうれしいのに。
で違和感の解を探している時にエニアグラムを知り、自分の中に発生していた違和感の原因の1つに気付け、同時になぜ周りが理解してくれないのか?もわかったのです。そうしたら自分を優先できることが多くなり、以前より実現できることも多くなり、変えられることがぐっと増えました。

私のタイプに限らず、どのタイプであっても自分のやることが消化できないままやることがさらに増えると、いくら人に喜んでもらえていても自分が満たされていないという状態になってしまう。そうなると、人間ですから不満が生まれますよね。何で満たされるか?も自分と相手は違うわけです。

私のタイプの場合、少し極端ですが周りからの頼まれごとを断る勇気、そして周りが気にしてくれている、ざわついていると感じると対応したいけど、それを時には無視をしてもいいと判断する勇気をすごく持たないと、自分のことが優先的に進められないということが起こってしまいます。(タイプの特徴を知ったとき、このことに気付きました)
ですから周りを気にしないくらい意識を持たないと、自分のことが前に進まないのです。それがわかってから断る勇気をもてるようになったことと、他のタイプは普通にそれをできるんだとわかると(決してそのタイプを否定してているわけでないです)、その時に自分は何を優先したらいいか選択しやすく、そして動きやすくもなりました。また、以前より違うことへのチャレンジもしやすくなり、また自信がもてるようになりました。

自身をたくさん知ることで、まず自身が行動しやすくなる、そして他者がどうしてそう思うか(行動するか)、自分と同じように思わないのはなぜか?をわかることが自然と多くなってきます。そうすると他者への関わり方も良い方向に変えられる(例えば押しつけましくなくなるとか、相手にとって適した言い方が変えられるとか)ことが起こりやすくなってきます。

自分を知ることは、他者への関わり方や理解も深められるということ。
さらには、「知る」ということは自分の世界を広げ、他者へのかかわり方も変えることができ、時には生き方を変えるきっかけにもなると思います。

2回に分けて書きましたが、私自身、今回の経験を通して、どの部分を知れたことが一番変化を起こせたかというと「自分では簡単に変えられないところ」を誰かから教えてもらったのではなく、ツールを通して自分で気づけたことです。私はエニアグラムが1つのきっかけになりましたが、ツールはなんでもいいですが、自分では簡単に変えられないこと に気づくことが大事。また、教えてもらうことはもちろん大事ですが、自分を一番納得させるのは自らの気づきなので、気づきって大切なんですよね。

変えられないところに気付いた時、気にしすぎる必要はないですが、それが自分にとってマイナスになっているならば否定ではなくうまく付き合える方法を考えるほうが絶対いい。そういう自分になると、周りにある多くの情報の中で今まで受け取れなかった情報をうけとれるようになり、決断を早くして次に進めますから。

人はだれもがいい毎日、人生を過ごしたいとおもっていて、気づくことが今より多くなると自分も周りも少なからず今よりよい方向へ向かいます。

記事を読んで、あなたが気づきを増やす、次に踏み出すきっかけになればうれしく思います。


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