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【祝!新シリーズ制作決定!】 半沢直樹に学ぶ 「ピンチはチャンス」の活かし方。

半沢直樹のシリーズ第2弾の制作が決まりましたね!前シリーズから7年ぶりになるみたいですが、当時、僕はフィリピンに語学留学に行ってまして、滞在先のセブにまで、そのお化け番組ぶりが聞こえてきたものです。めっちゃ懐かしい。

次作は、原作の『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』をベースに作られるみたいですが、『ロスジェネの逆襲』は舞台がIT業界ということもあり、ITベンチャーで仕事をしている身としては、そういう意味でも放送が今からとても楽しみです。初めて原作読んだ時は、けっこうライブドア事件とかもオマージュの1つにしてるのかな〜とか読んでて思ってました。

半沢直樹の前作シリーズの最終回の視聴率は、驚異の42.2%で、平成の民放ドラマとしては歴代1位の実績を上げていますが、最終回のラストで、「頭取から関連会社への出向を命じられる」という衝撃のラストで終わっています。なので、新シリーズは出向した先、新天地における半沢直樹の活躍を描くドラマになります。

ドラマを見ていた人だったら分かると思うんですが、前作ラストの辞令を聞きに行く場面、半沢直樹本人は、「昇格人事の辞令」をもらえると期待して頭取の元へ向かってるんですね。で、蓋を開けてみたら、昇格ではなく、まさかの出向という真逆の事実を知らされることになります。

あくまでドラマでのエピソードなので、現実のビジネス社会とそのまんま比較するのは難しい部分はありますが、こういった「本人にも思いも寄らない展開」というのは、大なり小なり、仕事をしていれば起こらない方が珍しいものじゃないでしょうか。働いていれば、どんな人でも数年に1度くらい、自分の想像を超えた「思いも寄らない出来事」に見舞われているように思います。

「思いも寄らない展開」について考える

ここで言う「思いも寄らない」というのは、物理的にも心理的にも「準備ができていない」ことが発生するということを指しています。

そして、こういう予期せぬ事態に直面した時こそ、その人がもつ本質的な人間力や仕事力が試されるものだと僕は考えています。その人の地力が露わになるといった感じでしょうか。

もちろん、平時の巡航運転において、高いパフォーマンスを出せるように、スキルアップしたり、たくさんの経験を糧に試行錯誤を経て、自分の業務レベルを高めていくことはとても大事です。ただ、それだけでは、重責のある仕事を任されたり、チームのリーダーやマネジメントを担えるようになっていくことは難しいと思います。

先ほども書いた通り、仕事を進めていく上で、トラブルや失敗、予期せぬ展開を完全にゼロにすることはできません。必ず一定頻度でそういった予期せぬ自体は起こりうると織り込んでおくべきです。

そして、プロジェクトやチーム規模が大きくなればなるほど、そういった不測の事態をどのように乗り切っていくかが、その後の結果や成果、業績を大きく左右するものです。その人自身のキャリアも、苦境をどのように乗り越えるかで、大きくそこからの展開が変わってくるはずです。

不測の事態を乗り越えるために不可欠なもの

「思いも寄らない展開」を乗り切っていくためには、人間的な「安定感」と「決断力」が欠かせません

不測の事態が起きると、精神的なショックや、モチベーションの低下、思考の停止・混乱、などなど、程度の差こそあれ、メンタルへの影響は避けがたいですが、なるべく早く、そういったダメージから立ち直り、元の平時のメンタル状態に戻せるかどうかが、とても大事なポイントです。

一緒に働く人は、平時の時の振る舞い以上に、こういった不測の事態への反応ぶりを良く見ているものです。

「思いも寄らない展開」をゼロにすることはできないからこそ、「ピンチはチャンス」の精神で、うまく予定調和ではない状況を自らの飛躍へと活かせるようになりたいですね。

それから、「決断力」に関していうと、途中に書いた通り、予期せぬ事態だからこそ「準備」をする時間がないので、その展開や事態に対して、どのように対処していけば良いかの情報が足りていないことがほとんどです。

判断するのに十分な材料が揃っている状態で、なにかを判断したり、決断することは、実はそこまで難しくありません。極論、これならある程度誰にでもできることだと思います。

判断材料が少ない中でも、それまでの経験に照らし合わせて、自信をもった決断を下し、その決断と意図をチームに伝えられる人こそ本当のリーダーです。そういった意味で、平時のオペレーションではなく、予期せぬ状況でこそ、リーダーやマネージャーとしての真の価値を発揮する場面といえるのではないでしょうか。

なにより挫折や失敗、予期せぬ苦境や思いも寄らない展開を乗り越えてきた人からは、その人の背中に、「迫力のようなもの」が滲み出るようになるものです。

人生はどのように転ぶか分からない

どれだけ入念にキャリアプランを設計していても、人生はどのように転ぶか分からないものです。

僕自身も、たくさんの思いも寄らない展開が積み重なった末に今がありますし、これからも、現段階では想像もつかないような展開がまだまだたくさん待っていると思います。

そういった状況は、直面している時こそ大変ですが、それを乗り越えていくことで、自分のステージを新しい段階へ引き上げてくれる大きなキッカケになるものです。これまでの経験からそれが分かります。

だからこそ、なるべく自分の精神の安定をいかなる状況でも保ちながら、その場その場で、最善の決断を自ら下していけるように、「ピンチはチャンス」ということを忘れないようにしておかねばいけませんね。

最後に

さて、放送自体は、来年の4月からということですが、ずーっとメガバンクでエリートの道を歩いてきた半沢直樹が、出向先の証券会社でどんな風に奮闘して、自らの苦境や状況を「倍返し」していくのか、今から本当に楽しみですね。

世の中の期待値が半端じゃないことになっていると思うので、制作チームの皆さんの勇気には恐れ入るばかりです。期待を超えるような作品ができることに期待しつつ、僕は僕の戦場で、半沢直樹に負けずに、明日からもまた仕事に奮闘して行きたいと思います。

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