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猫様のグルメなおはなし 〜やはり猫様には勝てない〜

皆さま、猫様は好きですか?

「はーーい!!」

今回は、そんな画面の向こうのあなたに猫様のエピソードを届けたいと思う。


猫様とは?

猫のことである。あまりにも猫が好きすぎて猫を猫と呼ぶのに躊躇いがあるため、私が勝手に猫に様をつけているだけである。

私には1匹の猫が、お家にいる。名前はトラ。

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そう、この猫様がトラである。
※以降、記事内では猫のトラのことを猫様と書いていく。




ある日の夕方。夕飯の準備をしていたとき。
その日の猫様は、大好きなまぐろの餌を出しても、餌やりの皿が置いてある場所の前で「ニャー」と鳴いて立ち止まっていた。普段の猫様なら美味しそうにまぐろの餌を召し上がっているはずが、餌に対して文句を言っているかのように皿を睨みつけている。

猫様にとっては、ご飯は大切な時間。グルメな猫様なので、餌は猫様の舌に選ばれし餌しか口に入れてもらえない。これまでに何十種類もの餌を試し、猫様との相性がよく、尚且つ猫様の健康にも良さそうで値段もちょうどいい餌を見つけてはや数年。今では固形の餌、パウチ、おやつなどを上手く使い分けて猫様にあげているのだ。

最初はただのワガママがと思ったが、猫様は餌の前で立ち止まって何かを待っているようだった。

「もしかして、お気に召さなかった…?!」

ふと、脳内によぎる。猫様はグルメであり、お気に召さない物は、まるで餌の存在がなかったかのごとく、振る舞って食べないのだ。

けれど、いつもの猫様ならば、幸せなひとときを独り占めしたかのように餌へ食らいつくほど、まぐろの餌が好きなはず。なのに、食べないなんておかしい。一体、猫様に何があったのだろうか。


脳内を最大限にフル回転させ、原因を探る。そういえば、私たち人間の夕飯は「魚介類のダシが決め手!」とパッケージに記載されている鍋の素を使い、海老などを入れた鍋料理だった。もちろん、鍋からは魚介の匂いが漂っている。

ここで、カチッと何かが解けた音が脳内に響き渡る。

「これだ!この魚介の鍋のせいだ!」

まるで、名探偵が真犯人を当てて、事件の謎が解けたかのようだった。

母に「もしかして、魚介類の鍋のせいじゃない?」と伝えると、母も同じようなことを考えていたらしい。「それだ!それが原因だ!ごめんね〜、おやつ足してあげるから我慢してね。」と、母はいそいで猫様の餌の場所へ戻り、ガサガサと棚からおやつを出して、猫様の皿にのせた。すると、いつもの猫様の大好きなまぐろの餌におやつまでつけた、人間でいうと幕の内弁当並の豪華なディナーへとなっていた。

猫様はまぐろの餌が豪華なおやつ付きにまで変わったのを確認すると、さっきまでの不機嫌な表情がすぐに消えていき、とても幸せそうにバクバク食いついて、幕の内弁当並の豪華なディナーを食べていた。



猫様の夕飯問題が無事に解決し、私たち人間は魚介類の鍋を食べた。匂いはとても良かったが味はなんとも言えない感じで、「もう食べなくていいよね?」とお互いに思ってしまうほどに期待ハズレな鍋だった。

まあ、猫様が幸せなら、それでいいや。



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ついに猫愛が行き過ぎて美術館まで!
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前回の猫様エピソード記事はこちら


他には、おすすめ海外ドラマの記事も書いていたりします


この記事を書いている私の病気についての記事はこちら
(難しい病気にかかっていたり、車いす生活だったりします)


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