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#エッセイ
きっと悪口は楽しくて、わたしは言いたくない
人の悪口は聞きたくない。
人の悪口は言いたくない。
思ってもいないのに同調して悪口を言ってしまう自分が嫌い。
あっちで悪口、こっちで悪口。
人に合わせて悪口の相手を変えていく。
魂が削れていく。
悪口。
そんなこと思っていないのに。
うまくかわすこともできず。
悪口が始まれば、むしろ、そっせんして悪口に参加してしまう。その場を盛り上げる。
わたしは、それが嫌いだ。わたしは、わたしが嫌いだ。
言葉の牢獄である脳みそ
言葉がすぐに出てこない。頭の中に言葉はあるのだけれど、出てくることが出来ない。
脳みそは牢獄だ。言葉の牢獄だ。閉じ込めて簡単に外に出さないようにしている。脳みそというやつは、言葉を閉じ込めている。
わたしの思考を外の世界へ出さないように、脳みそはわたしの思考を厳重に管理している。脳みその監視のおかげで、生まれた言葉は外の世界へ出ることなく、頭の中を漂うだけで、いつしか消えていく。
だから、消
スターウォーズEP6が「ジェダイの復讐」だった頃
わたしがスターウォーズを初めて見たのは中学生の時だった。
スターウォーズが公開されン十年が経ち、『昔の映画』になっていた。ファントム・メナスが公開されるのはまだ先の未来だ。
そんな時期だから、同年代はスターウォーズを知らなかった。「昔すごく流行った映画だ」という大人の言葉が信じられないほど、スターウォーズの話題は世間から消えていた。ある時、学校の図書館にスターウォーズの小説が置かれているのを見つ