きっと悪口は楽しくて、わたしは言いたくない

人の悪口は聞きたくない。
人の悪口は言いたくない。

思ってもいないのに同調して悪口を言ってしまう自分が嫌い。
あっちで悪口、こっちで悪口。
人に合わせて悪口の相手を変えていく。
魂が削れていく。

悪口。
そんなこと思っていないのに。
うまくかわすこともできず。

悪口が始まれば、むしろ、そっせんして悪口に参加してしまう。その場を盛り上げる。

わたしは、それが嫌いだ。わたしは、わたしが嫌いだ。楽しければ良いのか。笑えれば良いのか。スッキリすれば良いのが。

わたしは誰かの悪口を言いたくない。悪口を言うのは楽しいことだ。その欲に負けてしまう。わたしは今日も人の悪口を言って笑うのだ。

心が少しずつ、削れていく。
元気がなくなっていく。
本当はもういやだ。やめたい。

嫌いなのは悪口じゃない。
他人に合わせてしまう自分。

悪口になった時、どうやってかわせば良いのか、分からない。分からないから、まるで笑い話かのように話す。わたしは今日も人の悪口を言って笑うのだ。

少しずつ、わたしはなりたくないわたしになっていく。「そういう人」になっていく。

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