「私と転職活動」心変わり⑤スーツの直し代が惜しくなくなる。

今まで気にならなかったことが気になりはじめたら、それは、ほとんどが進歩によるものだと私は思っています。転職活動で日を重ねていくことの中でも、そんな事がおこります。転職活動は転職活動でも、それが遠回りとなるものであれば、道のりが長くなる分、最短ルートでは巡りあえない“自分の進歩の実感”とも出会えます。


私は転職活動をはじめるために就活スーツを買いました。まともに就活をしたことがなく知識がなかったので、お店の方にいろいろ教えてもらいながら選びました。私は小さいので裾丈や袖丈の直しが必要となります。ウエストも少し大きかったのですが、直さずベルトでカバーすることにしました。直しの料金が裾のようにお手軽でなかったことが一番の理由です。収入がなくなる立場ともなれば出費はできるだけ抑えたいところです。


転職活動をはじめ、そのスーツを問題なく2回着たのですが、ある時から、ウエストのサイズを合わせていないことを「その場しのぎ」と感じるようになりました。日頃何をしているかが顔つきに表れるように、その場しのぎも自分のどこかに表れると思いました。「スーツのサイズをバッチリ合わせた自分と、この状態の自分から伝わる就職への意気込みは、間違いなく違うだろう。」そう思い立った時、この前まで高いと感じていた直し代金が惜しくなくなっていました。


サイズを合わせると、やっぱり気持ち良かったです。サイズを合わせてわかることは、合っていない時、気づいていないだけで、実は、煩わしかったということです。内定をもらってからも、入社の手続きなどで企業に行くことがあります。就活スーツの用意は、その時の準備も兼ねています。もとを取れるかどうかは、着る回数とは、あまり関係ないような気がしています。

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