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人生は壮大なエクスペリメントなのかも。

 ある程度まともな最初のバンド(WHITEFANG)の頃、よくスタジオで「ここは4小節じゃなくて、敢えて2小節が良いんじゃない」とか「もしかして4小節と2小節を足して、6小節にしたほうが良いんじゃない」とか複数のアイデアが錯綜する事がよくあった。誰がそうしたのかはもう覚えていないのだが、そういう時にアイデアを出した人がその理由を長々と述べるとか、そういう意味のない時間を使わず、「じゃあそのA案とB案、両方やってみて決めよう」という感じでほぼほぼ全てのアレンジを実験した上で決めて行っていたのは実はかなり合理的な方法だったんじゃないのかな、なんて今更ながら思う。

 と考えると、人生ってある意味壮大なエクスペリメント(実験)の時間なのかもな、なんて事も思う。ある行動をしたら必ずこういう結果が出る、みたいな絶対的な真理はこの世には無いので「恐らくA案でこう動いたらこうなるんでは…。あっちゃ〜、違った。では次はB案でやってみよう」みたいな試行錯誤の連続で作られているのが人生なのかもしれない。そう考えると比較的失敗を恐れずに(もしかすると少し頭のネジが外れているだけなのかもしれないが)、まあまあ積極的に行動できるおバカさんに育ててくれた両親には本当に感謝なんである。

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