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【音楽遍歴】1994年に聴いていた音楽とベスト2アルバム


はじめに

今回は1994年1月から1994年12月に聴いていた音楽とベストアルバムについて書こうと思います。1994年は社会人2年目を関西で迎え、夏頃までほぼ毎週休日出勤が続き、毎月ボーナスのような金額の給料をもらっていた時期です。

そんな中、コチラの記事で書いた彼女と付き合い始めたこともあり、異性にうつつを抜かしていたせいで(笑)、音楽への興味は低調な状態が続いていました。特に、海外勢は「昔の名前で出ています」的なアーティストがほとんどで、ブリットポップというビッグムーブメントの立ち上がりや、その中心となるOasisBlurもチェックさえしていませんでした。

今回は、そんな時期に購入したアルバムとベストアルバムについて書いてみたいと思います。

1994年に購入したアルバム

この年も至ってコンサバティブな顔ぶれで、新しく発掘したアーティストは酒井ミキオのみ。彼はFM802のヘビーローテーションで知って、アルバムを買ったというL⇔Rと同じパターン。

BlurOasisをリアルタイムで聴いていたら、もっと幅広く音楽を聴いていただろうし、ライブにも行ってたんだろうなと、今思うとちょっと残念。

  1. Miaow(The Beautiful South)

  2. Carry on up the Charts: The Best of The Beautiful South(The Beautiful South)

  3. Warped by Success(China Crisis)

  4. I Say I Say I Say(Erasure)

  5. Stoned and Dethroned(The Jesus & Mary Chain)

  6. Jollification(The Lightning Seeds)

  7. The Holly Bible(Manic Street Preachers)

  8. Vauxhall and I(Morrissey)

  9. The Very Best of Naked Eyes(Naked Eyes)

  10. Best of New Order(New Order)

  11. Give out But Don't Give up(Primal Scream)

  12. Come(Prince)

  13. Singles & More(L⇔R)

  14. Lack of Reason(L⇔R)

  15. Scene(酒井ミキオ)

  16. In Vogue(酒井ミキオ)

  17. Atomic Heart(Mr. Children)

1994年に聴いたベスト2アルバム

復活を期待したErasureThe Lightning Seedsは今ひとつ、学生時代に大好きだったChina Crisisは完全に終了ムードの内容で、色々と寂しい思いをしました。80年代のアーティストの中では、元々"Psychocandy"よりも"Darklands"の方が好きだったこともあって、ノイズを脱ぎ捨てたThe Jesus & Mary Chainは気に入りました。

この年も17枚からベストを3枚選ぶというのは多すぎるので、昨年に引き続きよく聴いたアルバムを2枚選ぶことにします。多分、一番良く聴いたのはNew Orderだと思いますが、"Substance"とは違って純粋なベスト盤だから除外します。

Give out But Don't Give up (Primal Scream)

世間的に超大絶賛された"Screamadelica"から2年半という短めのインターバルでリリースされた4thアルバム。当時は"Screamadelica"がを全く理解できなかったので、買うか買うまいか悩んだ末、腰が引けた状態で購入。

内容としては、僕が今さら書くまでもないですが、前作で聴かせた最先端のサイケデリックロックから一点して、ロックンロール・カントリー・ブルースといったクラシカルな音楽に回帰していて、事前情報ゼロの状態で聴いたこともあって、文字通りひっくり返りそうになりました。

ただ、当時の僕にとっては、"Jailbird"や"Rocks"等のストレートなロックの方が分かりやすさと新鮮さを兼ね備えた印象で、"Screamadelica"信者でなかったこともあってか、The Jesus & Mary Chainの脱ノイズ化と共に、割とすんなり受け入れられました。

Lack of Reason (L⇔R)

ポニーキャニオンへの移籍後初となる5thアルバム。音楽マニアっぽさが溢れ出していたポリスター時代と比べると、ポップな面が強く表現された内容に仕上がっていて、シングル"Remember"のスマッシュヒットや"Hello, It's Me"のロングヒット等を通じて、この頃から知名度が徐々にアップ。

黒沢健一の書くメロディーが分かりやすくなった一方で、ベースの木下裕晴による強引なメロディ展開や転調を持つ楽曲がアクセントになっていて、緻密さが多少後退したものの、これまで感じられなかった瞬発力と爆発力を手に入れた印象。

世間一般ではこのアルバムの後に出たシングル"Knockin' on Your Door"で彼らのことを知った人が多いと思いますが、マニアっぽさとポップさのバランスが一番取れたこのアルバムが一番のオススメで、是非とも一聴して欲しいところ。

おわりに

今回は1994年1月〜12月までに購入したアルバムとベスト2アルバムについて書きました。ちなみに、1994年のイギリスの年間アルバムチャートはこんな感じのようです。

  1.  Cross Road: The Best of Bon Jovi(Bon Jovi)

  2. Carry on up the Charts: The Best of The Beautiful South(The Beautiful South)

  3. Music Box(Mariah Carry)

  4. Always & Forever(Eternal)

  5. The Division Bell(Pink Floyd)

  6. End of Part One(Wet Wet Wet)

  7. Monster(R.E.M.)

  8. Parklife(Blur)

  9. Live at BBC(The Beatles)

  10. Steam(East 17)

僕の買ったアルバムで上位に入っているのは、2位のThe Beautiful Southと39位のNew Orderだけ。完全に自分だけの庭で生きてるような状態でした。

注目はBlurの"Parklife"が8位に入っていることで、ブリットポップの始まりを象徴しています。Oasisの"Definitely Maybe"は21位なので、この時点では結構差があったんですね。ちなみに、翌年の年間チャートでは両者は逆転します。この辺りは「1995年に聴いていた音楽とベスト2アルバム」の記事で(笑)

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