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ロジックと想いの両輪で走る 〜チームでのプロダクト開発で大切なこと〜

2022年年末より開催中のリチカ年末年始noteリレー🏃
7人目の本日は、プロダクト本部 本部長として組織を率いつつ、いつも新しい気づきをメンバーにもたらしてくださるシュガーさんに、組織の考え方について発信していただきました⛄️

自己紹介

みなさん、ごきげんよう。
リチカでプロダクト本部の本部長をしている佐藤由紀です。シュガーさんと呼ばれています。まずは少し自己紹介をさせていただきますね。

小さな頃から算数と理科が好きだったわたしは、大学院で物理学の研究をしたのちに社会に出ました。ファーストキャリアでは宇宙や防衛の分野で国際プロジェクトの企画立案や科学技術系のアルゴリズム開発、ソフトウェアエンジニアリング、新規プロダクト開発を行いました。
その後は、アドテク・フィンテック・ビューティーテックなどの分野で自社の事業・プロダクト・ソフトウェアの企画開発や、時にはCEO業務を行うなど様々な経験をしてきました。

現在リチカでは、プロダクト本部長として経営メンバーとプロダクト戦略を議論しつつ、プロダクトマネジメント・UIデザイン・ソフトウェアエンジニアリング、それぞれの現場のマネージャー業務も行っています。
メンバー一人ひとりが専門性を伸ばしながら再現性を高めていけるチームの構築に日々奮闘しています。

思考の出発点は、みんなちがって、みんないい

「みんなちがって、みんないい」といえば金子みすゞさんの詩に出てくる言葉ですね。素敵な詩です。

リチカのプロダクト本部のメンバーと仕事をしていると、人によって思考のスタートの仕方がずいぶん違っていて興味深いなぁと感じることが多くあります。
全社で目指している事という視点から思考を開始するメンバーもいれば、データやデファクトスタンダード等の情報を基点として思考を始めるメンバーもいます。
それ以外にも、お客さまのためにはどうにかしたい!という気持ちからスタートするメンバーもいれば、美しいのはこうだからこれが正しいはずという感覚的なことから思考を始めるメンバーもいたりします。
様々なケースがありますが、”思考の出発点は、みんなちがって、みんないい”、とわたしは考えています。人はそれぞれ脳の作りが違ったり、これまでの経験や環境も違うのですから、「みんなちがって、みんないい」んです。

みんなちがってもスムーズなコミュニケーション

でも、そんな状態ではチームで仕事をするときに、「喧嘩にならない?」、「混乱しそう」、「非効率!」って思いますよね?

そうなんです。このままの状態でコミュニケーションを取るとカオスです。スタートはちがっていいし、一人ひとりの個性はめちゃくちゃ大切にしたい一方で、日常がカオスというのは避けたいところです。
そこで、思考の過程において”ロジック”と”想い”の二つを整理して、両方揃えて提示するという習慣を身につけると、たちまちコミュニケーションがスムーズになります。
どちらか一方では不十分です。”ロジック”の整理は客観性をもたらし、”想い”の整理は主体性を明確にします。他者と共通の認識を持つためには客観性のある情報が必要で、物事を前に進めるためには主体性のある意見が必要です。さらに、共通認識を持つことでチームは形作られ、主体性のある意見によってそこに推進力が生まれます
したがって、”ロジック”と”想い”の両方を整理し提示することは、チームでプロダクト開発を進めるための秘訣の一つと言えます。

ちがうからいい(きっと)

話を戻して「みんなちがって、みんないい」という言葉についてちょっとだけ書きます。

「みんなちがっていい」なのか、それとも「みんなちがうからいい」なのか、どちらでしょうか。大きな違いですよね。
わたしは「みんなちがうからいい」と考えています。
なぜそう考えているかについて書くと長くなってしまいそうな予感がするので、この記事では割愛させていただきますが、ぜひご意見をお寄せいただけると嬉しいです!

ロジックはチームを作り、想いは力になる

最後に改めてお伝えしたいこと。

“ロジック”は共通の認識を持つためにとても役に立ちますが、”ロジック”だけなら人である必要はなくコンピューターで良いのかもしれません。
一方で、物事を前に進める”想い”があっても、共通認識がなく独りぼっちであれば遅々として進まないかもしれません。だから、”ロジック”と”想い”はセットで必要なのです。

“ロジック”の共有で生まれる共通認識によってチームは形作られ、主体性のある”想い”がチームの推進力になります

ここまでを読んで、”ロジック”も”想い”も完璧に整理出来るかな。。。と不安に思われた方もいるかもしれませんが、安心してください。完璧である必要はありません。
その理由の一つは、”ロジック”と”想い”を提示すれば他のメンバーがレビューしてフィードバックをくれるからです。その過程でブラッシュアップをしましょう。
もう一つの理由は、整理することは目的ではなく、共通認識を持ちチームで前に進むための手段だからです。チームで進められる状態まで整理されていれば、進んでから振り返ってブラッシュアップし続けることの方がずっと大切です。

いかがでしたでしょうか。
リチカではチームでのプロダクト開発に力を入れています。少しでも興味を持ってくださった方はぜひ気軽にご連絡ください。



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最後までお付き合いありがとうございました!!

今後もリチカのプロダクトや、プロダクトチームについてもどんどん発信していきたいと思います!お楽しみに⛄️


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