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18年勤めた会社から転職 リチカのクリエイティブディレクターが考える「挑戦」と「仕事への姿勢」とは

リチカで働く人たちは、さまざまなバックグラウンドや思いを持っています。一人ひとりを詳しく掘り下げてそのストーリーを聞く「リチカな人たち」。今回はブランドコンサルティング部でクリエイティブディレクター/コピーライターとして働く鳥居薫さんです。新卒から18年勤めた会社から、リチカに転職した理由とは?

「1年生になりたい」と40歳を迎えて転職を決意

鳥居さんは新卒でクリエイティブエージェンシーに入社した。社員は基本的にクリエイター。営業スタッフがいなく、長くお取引のあるクライアントと直接対話し、必要なクリエイティブをアウトプットする、という会社だった。鳥居さんはここでコピーライター/ディレクターとして、アートディレクターとタッグを組んで仕事をすることがほとんどだった。

「広告クリエイティブを作るチームとしては、最小限のスタイルだと思います」という通り、非常にシンプルな編成。18年いて新人からチーフ、ディレクター、マネージャーと昇格していった。社内の人もクライアントも、みんなが自分のことを知っている状態。「自分にできることはこれだ」と固まってきて、相手側も「彼に頼むならこれ」という信頼関係の中、挑戦しなくてもある程度できてしまう…言葉を選ばずに言えばぬるま湯にいるような状態になっていた。それは心地よくもあったが、少し考えるところもあった。

そんなときに鳥居さんの子供は小学校に入学した。「この子にはこれから無限の可能性があるんだな、と思ったんです。いろんな友達と出会って、いろんな新しいことに挑戦して学んでいく。小学校に向かう子供の背中が眩しいなと思ったんですよね」。新しいことをどんどんやることは素晴らしいことだ、と改めて感じた鳥居さん。そして自分も「1年生になりたい」と思ったのだという。

年齢もちょうど40歳を迎えたタイミング。転職するにしても最後のタイミングかもしれないと、行動を開始した。「やっぱりお父さんも挑戦して、楽しんで働いている姿を子供に見せることはいいだろうなと思ったんです」

「面白そうな会社」を探して出会ったリチカ

転職にあたって考えたのは、まず1つは「何か新しいことをやりたい」ということ。せっかくなら今までの仕事の延長線上ではなく、新しいことに挑戦できる会社がいいと探した。それまでは紙媒体などをメインに、ブランドを重視したコミュニケーションを担当することが多かった。なので、デジタルを起点に、生活者インサイトを大切にしたコミュニケーションにも挑戦してみたいと考えていた。

そしてもう1つは「面白そうな会社で働きたい」ということだ。「1年生ということを意識していたので、就活する大学生になった気持ちで、1から会社を選ぶならどういう会社に行きたいかな、と考えました」。そして、クライアントにクリエイティブを提案するだけでなく、自社のサービスがある事業会社やスタートアップが面白いのではないかという思いにいたった。

リチカを知ってからは「探してたのはここだ」という気持ちを抱いたという。SaaS企業として自社のプロダクトを持ち、新しい価値を作っていくというところが鳥居さんに刺さった。「みんなでお客様のコミュニケーションのお手伝いもするんだけど、それ以外に自分たちでも会社を理想の形に成長させていくために頑張るという、2つの軸があったのがすごくいいなと思ったんですよね」

そして18年勤めた会社を退職し、リチカに入社したのは2022年の4月。「和気あいあいとしている」というイメージはそのままだったが、思った以上にビジネスへのシビアさ、数字へのコミットメントの度合いを感じたという。それがまた新鮮な驚きでよかったともいう。

「楽しむ」ことを第一にして

現在はリチカのブランドコンサルティング部に所属している鳥居さん。業務の幅は前職と比べると飛躍的に広がった。特にお客様のブランドの核となる部分をヒアリングをもとに開発し、それをさまざまな媒体に展開するという、一気通貫のクリエイティブに取り組んでいる。

「広告って、マスとデジタルでクリエイティブが分断されていることが多いと思います。そこを一気通貫できるとすごくいいなと思っていたので、面白いですね」。デジタルに新しく挑戦しつつ、お客様と生活者にとってより良いアウトプットは何かを模索する日々だ。

今後はお客様の課題解決をすることはもちろんだが、もっと尖った、突破力のあるクリエイティブを作っていきたいという鳥居さん。「強いクリエイティブって結局、予算が少なくてもみんなが興味を持ってくれたり、人の心を動かして行動を起こすことができると思うんです。そこをしっかり意識してやっていけたらなと思います」という。

鳥居さんが働く上で大切にしているのは、「楽しむ」ことだ。リチカのValuesの中にも「楽しもう」があるが、鳥居さんはそれが一番好きだという。「今、新しいことに挑戦するために必死で勉強してるんですけど、楽しくて。誰かの言葉で『努力は好きには敵わない』というのがあって…僕も今、好きだからやれているんですよね。リチカはどんどん挑戦させてくれるし、新しいことをやりたくてたまらないんです」と話したあとこう続ける。「やりたくてたまらなくて、楽しいって本当に強くて、頑張って努力するより結果につながると信じているんです」

楽しむ気持ちを忘れてはいけないし、楽しい気持ちは周りに伝播する。自分が楽しんで仕事をすることが、他の人のためにもなるし大切なことなのだ。

転職してよかった、と笑顔で話す鳥居さん。「やっぱり世の中はテクノロジーもメディアもどんどん新しくなってるし、社会自体も変わっていってる。新しいことに挑戦しないと、世の中に追いつけなくなっちゃうと思うんです」。1つのところで長く働けば働くほど、「いまさら」という気持ちが大きくなり動くことが難しくもなる。だがそこで動いてみることで、新しい景色を見られるのだと鳥居さんは実感を持って話す。

何歳になっても挑戦し、楽しむ気持ちさえあれば成長できる。鳥居さんがそれをリチカで体現してくれているように感じた。

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