見出し画像

79 自然に親しむ心のゆとり 

冬は空気が澄んでいるので遠くの景色がよく見えます。ふもと近くまで雪に覆われた富士山の姿はとても美しいです。渡り廊下を通るたびに遠くに見える富士山を眺めを楽しんでいる私です。夕陽の中でシルエットを浮かび上がらせている姿も幻想的です。

教室の窓から眺める空も素敵です。風の仕業で雲が様々な形に変化して流れていく様子はいくら見ていても飽きません。夕焼けでオレンジ色に染まった景色も美しいです。

夕方になるとどこからともなく集まってくるムクドリの群れ。電線にずらりと並んで鳴き交わしている風景は見ごたえがあります。不思議なことにみんな同じ方向を向いて止まっているのですよね。面白いなあと思います。その数が年ごとに減ってきているのは気になるところですが。

冬の夜空もいいですねえ。寒い夜は空が冴えわたって都会でも星がたくさん見えます。冬の代表的な星座といえばオリオンですが、寒い晩はオリオン以外の星座も目に入ります。身体が冷えるのも忘れて見入ってしまいます。

私たちの周りには素晴らしい自然がいっぱいあります。普段はなかなか気がつかないのですが、ときどきふっとそのことに気づかされます。それはたいてい心にゆとりがあるときです。忙しい時は周りのことにことに目が向かず、自然の美しさを感じることはあまりありません。みんなはどうですか? 

忙しくしていると時間だけでなく精神的なゆとりもなくなります。そして季節が移っていることすら気づかないでいることがあります。そんなときはたいてい心がカサカサしています。也人の気持ちを考えることもあまりありません。寛容さがなくなり小さなことに憤慨したり、腹を立てたりしています。これではいけない、もっと心のゆとりを持たなくてはと思うのですが。

自然を感じるかどうかは心のバロメーターのような気がします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?