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【 アンビバレンツに生きる 】

光あるところに影ができる
この世は明るさと暗さが半々である

人にはかならず裏の顔があると思う
といえば少し大仰にきこえるが
心ない人間はいないはずなので
どうしても表向きの顔と
自分の顔(裏の顔)があるということ

こども時分は素直だから裏の心をまるごと見せている
意識せず裏が同じ状態なだけだ

生きてる現実のなかで
だから明るさと暗さは両立すると思ってる

暗い人、明るい人と二極化して区別するべきじゃない
人間はもっと複雑にできている

たとえば
明るい話題で盛り上がってる最中に
心が暗い状態にあったり

葬儀などの暗いシーンで
急に可笑しいことを思い出して笑いそうになったり‥

つまり表面で 明るい素振りのできる人
眉ひとつ動かさないポーカーフェイスの人がいて
それらに明るい印象をもったり暗い印象をもったりしている
けれども中身がどうかは本人のみぞ知るところ

これを知っていると 少しひねた性格にもなるが
人生をもっと強く生きることができる

我が身を俯瞰したり 哲学的になれるのだ

わたしは演劇経験者なので
それとよく似ているなぁと感じる

何かを演じているとき
必ずもう一人 素の自分が現れる

集中すればするほど
素の自分の問いかけが激しくなる

ライブでグルーヴに身を任せる時間というのもあるだろう
あの感覚にも似ているかもしれない

とにかく 人はそんなだし
わたしはわたしなりに人生楽しんでる

基本 文章とは裏の顔に近しいこともあり
重い話になりがちなのだが、
人生では明るいこともたくさんある

表の顔と裏の顔
互いに意識し合いながら暴走しないよう声をかけ合う

つらいとき 苦しいときこそ この考え方を忘れずに
精神に不調をきたさぬようバランスよく生きたいものだ

【アンビバレンツに生きる】追記

人はみな、陰と陽 対極的に二つの顔をもつ

そして環境や性格にあわせて 陰寄りに強く現れる人
陽寄りに強く現れる人 バランスよく陰陽使い分けられる人がいる

人として生きれば それ以外はない

自分は性格の良い人間 と思い込んでいても
それはもしかしたらたまたま環境が整っていただけで
戦地に放り込まれたら 陰寄りの酷い性格になるかもしれない

それは自分で決定づけされるものではなく
常に流動する不確かなものと思う

その前提を踏まえたうえで
自分を受け容れることができるかどうか

わたしは覚悟したい

陰と陽 紛れもなくどちらも自分の顔であることを

20230520

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