大学職員を目指す大学生へ【新卒向け】
最近は転職者だけでなく、新卒で大学職員を目指している大学生の支援も行っています。
そこで、今回はそんな大学生の方々に向けた記事を書こうと思います。
導入:私の学生時代の就職活動
まずは私の学生時代の就職活動について書きます。というのも、けっこう大学生の相談に乗る時に「○○さん(私)の学生時代、どんな就職活動をしましたか?」と聞かれることがしばしば。他の記事でもこれについては少し書いていましたが、今回改めて書こうかと。
今は色々と転職活動や大学職員の業務についてあれやこれやと書いていますが、学生時代の私の就職活動はとても悲惨なものでした。まあエントリーシートもろくに書けないし、面接でも受け答えがまともにできない。そんな中最終的に内定がもらえたのが人手不足でしっかりした面接も行わないで人を採用する組織でした。そんなダメダメな状態だったので、大手や倍率の高い企業、組織には全く通用しませんでした。そして不採用のたびに意気消沈。
この時は誰かに添削やフィードバックをしてもらうことはありませんでした。一度大学の就職課を訪ねたことがありましたが、冷たくされたので、それ以来一度も行っていません。
今思えばそれなりに話のネタやガクチカはあったので、ちゃんと見てくれる人がいれば、また違った未来があったのかな、と思います。
このネタで一本記事書けるな、って思ったので、後日また書きます。とにかく学生時代は、「何が正解か分からないよ!」ずっとそんな気持ちでした。
①大学4年生後期の君へ
現在大学4年生で後期の君へ。4年の後期でも内定が無い君はとても焦っていると思います。エントリーの乱れうちは止めて、一度冷静になって立ち止まりましょう。
まず、以下の事を一度確認してください。
業界の志望動機は固まっていますか?
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は固まっていますか?
長所、短所は固まっていますか?
とまあこんな感じで基本的なことを一通り確認していきましょう。準備もせずに突撃しても返り討ちに遭うだけです。ここまで内定が取れなかった人は、おそらくラッキーで内定を取れなかった人たちです。もっと戦略的に攻めて内定奪取の確率をあげましょう。なんとなくやってラッキーパンチを狙っているようでは同じ失敗の繰り返しになります。
上記のことは、必ずだれかに見てもらいましょう。大学の就職課(キャリアセンター)でもいいですし、今ではネットやSNS上でいくらでも見てくれる人はいます(もちろん私も見ます)。この場合、お金を払うべきではありません。内定獲得くらいで学生からお金を取ろうとする人はロクな人ではありません。
業界がまだ定まっていない人は、なる早で決めましょう。「そんなこと言ってもやりたいこと無いし・・・」気持ちは十分わかります。かつての自分もそうでした。でも時間は待ってくれません。学生生活は有限です、リミットはもうすぐです。ですので、私は『ホワイト 業界』で検索して大学職員を選択しました。まあスタートが明らかに遅かったですが。
とにかくなんとなくで構いません。多少興味があったり、自分が学生時代に行った活動に関わっているからでも構いません。理由や深堀りは後付けです。何とかなります。業界を決めた方が絞りやすく専念できる、そして内定の確率を上げることができるので、志望業界は決めてください。
②大学4年生前期の君へ
これから本格的にエントリーをしてESの提出、面接へと臨んでいくことかと思います。この時はまだ求人も十分にありますから、志望動機やガクチカ、大学職員としてやりたい業務などしっかり固めながら面接など経験を積んでいきましょう。
ここで大事なのが「トライアル&エラー」。最初から上手くいくに越したことはないですが、そんな人は一握り。内定の数より不採用の数の方が多いのが当たり前なので、数通のお祈りメールで凹まないでください。むしろ失敗は成功の糧としましょう。面接内容を覚えている限りノートでもExcelでもWordでもいいから書き出し、受け答えに問題はなかったかしっかり復習しましょう。その中でここが弱かった、ここがうまくいかなかった、という箇所は次回に向けて修正していきましょう。最初から上手くいかない人は、こうした積み重ねによって成長し、内定獲得の確率を上げていきます。
あとはとにかく練習あるのみです。面接用の台本は準備しておき、基本事項(自己紹介から志望動機、ガクチカなど)は暗記して言えるくらいまで練習しましょう。九九が暗記できるくらいの記憶力があれば、それくらい練習すれば暗記できます。
③大学3年生の君へ
大学3年生から大学職員に興味を持っている君は、なかなか聡いかと。というのも、大学職員なんて業界そうそう知る機会が無いし、おそらくそういった学生は『ホワイト 業界』と調べてたどり着いたのかと思います。
どうやら聞いた話によると大学職員のインターンシップもあるみたいですね。ネットで調べてもチラホラ出てきます。3年生の方はぜひともチャレンジしてみてください。おそらく倍率が高そうなので、通るのは難しいかもしれませんが、実際に行うことができれば大学職員の業務理解に大きくつながります。
もちろん他の業界のインターンシップに参加するもの良いことだと思います。この時期から大学職員業界だけに絞らずに、他の業界も見ておくことで視野を広げることができます。あらためて大学職員がいいな、と思うかもしれませんし、他の業界にも興味が湧いてチャレンジしてみたい、と思うかもしれません。
また、情報収集は引き続き行っていきましょう。大学3年生で既にこのnoteの記事にたどり着いている時点で、様々な面から情報収集をしていることかと思います。SNSはじめネットの情報から、実際に就職課を訪ねたり、OBOG訪問を行ったり、またマイナビなどが行っている合同企業説明会に参加するのも良いかと思います。
とここまで普通に過ごしてきた学生が大学職員を目指すパターンの説明をしてきました。ひょんなことからこの記事までたどり着いて、大学職員に興味を持ったが、「倍率が高そうだし、今までろくに何かに打ち込んでこなかった・・・」今度はそんな学生に向けてお伝えします。
「大学3年生からじゃ手遅れかも・・・」そんなことはありません。今からでも間に合うので、ぜひ何かに打ち込んでみてください。それはアルバイトでもインターンシップでも学内のサークルでも学業でもボランティアでもなんでも構いません。気づいたときは遅くありません。スタートラインがたまたま人よりも遅かっただけで、何かに打ち込むことは良いことです。
何をしていいか分からない、そしから就職課へ行ってインターンシップを紹介してもらいましょう。夏休み前ならぜひ大学のオープンキャンパススタッフなんかもおすすめです。
④大学1,2年生の君へ
大学1,2年生から大学職員に興味を持っている君。”早すぎます”。どこからそんな情報を得たのか・・・ネットは恐ろしいものです。とまあ現時点ではこういった業界もあるんだな程度で、業界の一つという認識でいいでしょう。まだ業界を絞るには早いので、情報収集についてはぜひ他の様々な業界にも目を向けてください。時間はまだ十二分にあります。そうした比較の中で、改めて大学職員を志望するのであれば、それは本当に大学職員になりたいんだな、と思います。
また、様々な活動にもチャレンジしてください。上にも少し書きましたが、アルバイトでもインターンシップでも学内のサークルでも学業でもボランティアでもなんでも構いません。ただ、1,2年生に限って言えば、学生団体やオープンキャンパススタッフがおすすめです。大学に貢献している、運営している立場に身を置くことで、大学側の視点に立つことができます。そして職員とつながることもでき、様々な実情含めたお話を聞くことができます。
ぜひとも様々な活動を通じて経験値を増やし、自分自身を成長させて、実りある学生生活を送ってください。そして4年生の就職活動の際には、胸を張って自分のやってきた活動を言えるようにしてください。
まとめ・おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は新卒で大学職員を目指している、興味を持っている大学生向けにお話してきました。大学職員に興味を持っている学生と面談するたびに、いつも立派だなあ、と私は感心させられます。
そうした学生は、ぜひとも希望の大学に行けるように頑張ってください。
今回の記事が大学職員を目指す大学生のために少しでも貢献できれば幸いです。
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