見出し画像

尊敬される先生とは(中学、高校の先生方へ)


1.高校の先生の授業はつまらない


  みんながそうというわけではないけれど、という決まり文句は当然付くんですが、まあ授業が面白い先生ってあんまりいないかな、というのが正直なところ。だいたいテストになる教科が12科目くらいあるけど、そのうち僕がこの授業面白いなと思うのは3科目くらいです。これは仕方ない気もするんですよね。先生は部活もあるし、なかなか授業を面白くすることを意識する暇がない。予備校の講師とかと違って競争が無いことも大きな要因だと思います。

2.舐められる先生ってこんな先生


 若い先生、優しそうな先生、空回りするくらい元気な先生は馬鹿にされがちっていうのはあるかな。基本的に初期段階で弱味を見せると舐められます。もちろん授業の面白さも大事です。生徒はその先生がどれだけ経験値を持ってるかをすぐに察知するんで、場慣れしてないたどたどしい先生は真っ先に軽んじられます。あとは黒板の字が汚いとか。
 生徒は基本的に先生に良いイメージを持っていないんですよね。勉強は中高生の共通の敵です。そのやりたくない勉強を課す側にいるのが先生なんだから、そりゃそう。だから生徒はどうにかして先生のあらを探して足を掬ってやろうと考えています。うーん、性格が悪い。正直高校生はみんな性格悪いです。そんなたくさんの厄介者を前にたった1人で教壇に立たなきゃいけない先生の心細さは計り知れない。すごい、先生。

3.尊敬される先生ってこんな先生


 ガタイが良いだけで圧迫感があり、生徒は怖気づきます。ここでちょっと畏敬の念が生まれるかも。喋りがはっきり明瞭で、内容も的を射ている。話の内容が簡潔ですらすら耳に入ってくる。雑談が長すぎず短すぎず、絶妙に生徒の心をくすぐりにくる。たまに発言内容が過激。こんなところかな。とにかくお喋りが面白いと人気ってのは先生に限ったことじゃないです。発言が過激な先生は男子に人気。僕の通う予備校の先生は「高校生はバカばっかり」「こんな問題はバカでも猿でも出来る」といった煽り文句を毎回口にします。それでみんな「うおーっ」とやる気になる。難しい言葉を簡単なものに「言い換え」する先生は授業がとてもわかりやすいですね。聞いていてストレスがない、むしろもっと聞きたいと思わせてくる先生は理想の教え手でしょう。うわー、見直すとすごく難しい条件ばっかり。尊敬を集める先生になるのは大変だ。

4.まとめ


 今回は僕の勝手な所見を書いただけの記事になってしまって申し訳ないなーと思いますが、これが高校生の本音ですので、もし教員の方が目にされたら、参考までによろしくお願いします。
 振り返ると、尊敬を集める先生というのは総じて「確固たる自信がある」んですよね。自信のない先生は最初にサヨナラな感じ。もちろんただ自信があるだけじゃなく、質問にも的確に答えてくれる、言っていることが分かりやすい、といった相応の実力も備えていなければ尊敬まではいかないと思います。うーん、日々の業務で忙殺され、授業の研究の時間がない先生方が大勢いらっしゃるのにこんな贅沢を言うのはやっぱり憚られるけれど、俺たち高校生は面白い授業に青春の1部を捧げたいんだという気持ちもある。難しいですね、生徒と教師の関係って。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?