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『Vulgar Display Of Power』パンテラ 僕の洋楽愛聴盤vol.32


俗悪

いきなりですが、僕は邦題というのが苦手です。つけたレコード会社の人の勝手な思いが入っているのと、サブスク時代になって曲やアルバムを調べるときに邦題が凄く邪魔です。このアルバムなぜ「俗悪」という邦題がつけられたのか、全く謎です。原題を直訳すれば「権力の低俗な誇示」みたいな感じでしょうか。どうひねれば俗悪になるのか分かりません。パンテラは他にも脳殺とか鎌首とか謎な邦題があり正直?です。
ちなみに1番理解に苦しむ邦題はエアロスミスの「飛べエアロスミス」です(笑)

モダンヘビネス

さて、本題です。本当の意味でパンテラが天下を取ったのは次作のFar Beyond Drivenだと思うのですが、パンテラがメタルの中で頭角を表し始めたのが本作だと思ってまして、「モダンヘビネス」という一つのムーブメントを作ったのは、パンテラだと思いますし、その後のアーティストにも大いに影響を与えたと思います。

パンテラと言えばこの感じ

ヘヴィな音にゆったりとしたグルーブ。当時アメリカでのグランジ旋風の中、新しいメタルを確立した功績は大きいと思います。そして決してそれだけでは無く、攻撃的なスピードのメタルの名曲も多数生み出してます。

感激した2023年ラウドパーク

限定的に復活した2023年のラウドパークに彼らは「オマージュ」として限定的な復活を遂げ来日してくれました。メンバー2人がすでにこの世を去っているので、そこに敬意を払った形ではありますが、生でフィリップ アンセルモ(vo)のパフォーマンスを見る事が出来たのは感激でした。

ギターのザックワイルドと

もう30年以上前のアルバムですが、今聴いても全く古さは感じません。
未聴の方は是非(^^)

パンテラ プロフィール

パンテラ(Pantera)は、アメリカのヘヴィメタルバンドです。バンドは1981年に結成され、1990年代初頭まで活動しました。パンテラは、ヴィニー・ポール(ドラム)、ダイムバッグ・ダレル(ギター)、レックス・ブラウン(ベース)、フィル・アンセルモ(ボーカル)の4人で構成されていました。

彼らの音楽は、グルーヴメタルとして知られており、激しいリフとパワフルなヴォーカルが特徴です。彼らのデビューアルバム「メタル・マジック」(1983年)は成功を収めましたが、本格的なブレイクスルーは彼らの4枚目のアルバム「バルト・ディスプレイ・オブ・パワー」(1990年)でした。このアルバムは大成功を収め、彼らの人気をさらに高めました。

その後、パンテラは「鋼鉄の牙」(1992年)、「ファー・ビヨンド・ドリヴン」(1994年)などのアルバムをリリースし、ヘヴィメタルシーンで重要な存在となりました。しかし、バンドは内部の対立と問題により解散し、2003年に正式に解散しました。

パンテラはその後の活動を行っていませんが、彼らの音楽は現在でも多くのヘヴィメタルバンドに影響を与えています。彼らの曲「ウォーク」や「カウボーイズ・フロム・ヘル」などはメタルクラシックとして認識されており、数々の賞を受賞しています。

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