算命コーチ鞠の雑記帳（その１５）陽占からみる「家族・夫婦のコミュニケーション」～有名な方のご夫婦を解説～

算命コーチ鞠の雑記帳（その１５）
陽占からみる「家族・夫婦のコミュニケーション」
～有名な方のご夫婦を解説～

雑記帳では、シリーズではない話題をみなさんにお届けする
わたしの「閑話（雑談）」です。

今回のテーマは陽占からみる「家族・夫婦のコミュニケーション」です。
メジャーリーガーの大谷翔平選手夫妻の命式を解説します。

算命学では結婚占技があります。
結婚占技は、男女の陰占と陽占のいくつかのポイントを確認して、
二人の結婚観が共有できているか、
よりよい結婚生活を送るための注意点をお伝えする星を分析する手法です。

今回はその一部を大谷夫妻を例に解説します。
ご夫婦そろってアスリートで高身長。
奥さんはメジャーリーガーとして活躍する大谷さんを身体共にサポートができる方でしょうね。

ではこの素敵なご夫婦が算命学的にどのような関係性であるかを解説します。

大谷翔平さんついて
以前「人物解説シリーズ①」にて大谷翔平さんを解説しました。
詳細は以下をご覧ください。

・午未天冲殺
一人で物事を取り組むことを好み、自己分析を冷静にする。
物事のまとめやく（次につなぐののではなく、終わらせるためのまとめ役）
子供との縁は薄い（子供が生まれないのではなく、子供を跡継ぎとなることなく、子供は自身で人生を生き抜く）
・生月天冲殺
特殊な天冲殺の一つです。
自身の家系や未来への思考が不自然に作用します。
大谷さんの生月天冲殺の影響を受ける陽占の星は、「司禄星」と「龍高星」となります。
司禄星が不自然な影響を受けるとは、
自身が積み重ねてきたことが最終盤でなんとなく「不満」に感じることになる場合があります。
司禄星は「蓄財が得意な星」です。
本らは目的を決めてコツコツとすすめていくのですが、この点が不自然となります。
蓄財は目的を決めず、「結果として蓄財されている」という程度で、「蓄財を目的としないことが結果が蓄財されることになります」
龍高星が不自然な影響を受けるとは、
本来の龍高星は忍耐強い星です。
この忍耐とは「理不尽なことに耐える」というものではなく「自分のやりたいこと、目的のために起こる苦労を我慢強くやり抜くことを意味します。
自身が改革してみたいことが「現状の常識を壊すこと」につながることであっても、
自分の想いを貫いていきます。
周囲からの力をかりてすすめるのではなく、自分自身で「孤独」目的のために行動します。
午未天冲殺の特徴でもあるものですが、
大勢の人に囲まていても、思考は孤独で「人との距離」を保ち、深くかかわることはしません。

トップアスリートとして、自身のルールを保つためには真の強さがないとできないことだと、
大谷さんの命式を拝見していると感じます。

次は、奥様の田中真美子さんの命式です。

真美子さんの命式も大変特徴的な方です。
今回は簡単な解説となりますが、簡単には書ききれなくらい特徴的です。
・申酉天冲殺
真美子は申酉天冲殺の方です。
申酉天冲殺の方は、物事を進める際に勢いをつける役割の人です。
物事の結果である「西方」が不自然な申酉天冲殺は、結果を意識するとうまくいかないことが多いです。
目の前のことを集中して取り組むことが大事です。

・日干支と年干支が「天剋地冲」、日干支と月干支が「対中」
壬→丙（水剋火）、午→子（冲）の関係
天剋地冲を宿命でお持ちの方は、自身の人生を経験で「慎重な行動・思考」な方が多いです。
「位相法」に関する解説は別にシリーズで行う予定です。

・陽占でみる田中真美子さん
まずは、「天将星」が２つある。
天将星はリーダーの星です。
人々を導き、自分の想いを強い意志で貫く強さがある方です。
この星が２つある方はどのような特徴があるのか・・・
強すぎのエネルギーを現実世界でコントロールすることが難しいと感じる方は多いです。
本来は、リーダーとして前進していく人ですが、うまくいかないことも多く発生します。
自身が前にでていくより、人のサポート側にまわって目的を達成することで
生きやすさを感じる場合があります。
また、２天将（二つ天将星）をお持ちの方の見た目は「一見強そうにみえない」方多いです。
「え？」この人が２天将星もちという場合も私もよく目にします。
真の強さを内に秘めている方です。

天将星と石門星が組み合わさった命式
天将星と石門星の組合せはリーダーとしてベストな組み合わせです。
石門星は「みんなとともに行動をして、自分の意思を貫く強さがある星」です。
天将星が２つあるため、能力を発揮することは大変ですが、周囲との協調をはかってことを進めていくことは、
大谷翔平選手よりうまいと思われます。
そのため、大谷選手が苦手な対人とのやり取りを真美子がサポートすることも可能ですね。

西方（家庭・配偶者）に牽牛星
金性の定位置の西方に牽牛星が配置されています。
家庭を大事にし、配偶者のサポートをうまくできる方です。
妻や母としての役割をこなしながら、自身の大切な家族を守っていきます。

南方（夢や未来）に龍高星
新しいチャレンジへ挑むことを好みます。
海外への興味関心も高い方が多いです。
現状の維持をのぞまず、常に前進を求めています。

北方（精神）に禄存星
愛情深く、困っている人には自然に手を差し伸べる人です。
年上や両親からも愛情深く育てられている人です。

まだまだ、解説できるポイントがたくさんあるのですがまた別の機会で解説します。

ご夫婦の関係性のポイント
・位相法からみる
お二人の共通している特殊な位相法は
大谷翔平選手の月干支と真美子さんの月干支が「納音」
大谷翔平選手の月干支と真美子さんの年干支が「天剋地冲」
これらの分離状態があるといって「ダメ」ではありません。
納音は物事の膠着を表します。
天干（精神）が同じで地支（現実世界）は対中・・・これは夫婦として仲良くしていけるが、
前進力はない。
天剋地冲は突発的なトラブルや衝突を表します。
夫婦間の関係性では互いの価値観を理解するために努力が必要となります。
お互いの価値観がしっかりと確立されている二人であるため、
夫婦でのコミュニケーションは「互いを知る」「理解する」ということをうまくされていると思われます。

ご夫婦の関係性で天剋地冲や納音などがでてくるとそれだけで「ダメ」と判断されることもあるようですが、
算命学は「良い、悪い」を判断するものではありません。
分離条件が多いご夫婦の場合、互いを理解するための「努力」が必要となります。
相手が大変なときも、慌てず寄り添えることができるのも分離条件が多い夫婦の特徴です。
慎重、冷静にことを進めていくことが年を重ねるごとにできるようになってきます。
大谷夫妻は互いに「身強」ため、苦労を一緒に乗り越えていける精神力を持っています。
真美子さんが大谷選手をサポートすることでこれからの人生を乗り切っていけるのではないかと思われます。

陽占では、南方の龍高星がお二人の共通している星です。
互いの夢や未来へ理解をしめすことができる関係性です。
大谷選手の海外で自分流の野球へ取り組む姿勢を理解しサポートすることができるのが真美子さんです。
その他の陽占の星は共有されていません。

お二人の命式は互いが身強どうして、それぞれが特殊が命式です。
だからこそ、お二人が出会い互いを理解し合えるご夫婦なのかなと命式を拝見して感じました。

閑話休題、
次回もお楽しみに！