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#3#4ツバキ文具店・キラキラ共和国

小川糸著

文房具が好きな私は、ツバキ文具店のタイトルと装丁に惹かれこの本を手に取った。

※キラキラ共和国は、ツバキ文具店の続編である。

代書屋さんという聞きなじみのない職業をしているポッポちゃん。

お客様から、様々な事情で代書を依頼され一件一件丹精込めて向き合って手紙を書く。

使用するレターセットや文具にもかなりのこだわりがあり、手紙を書くということは奥が深い行為なのだと知った。

個人的にはメールやSNSが発達していても、大事な節目には手紙を書くタイプなのだが、どんなペンで書くか、どんな切手を貼るかそこまで深く考えたことはなかった。

やはり手紙は、ただ言葉を連ねたものではなく特別な気持ちを伝えるための古くから残っているある種の文化であるといっても良い。

先代との家族関係や、ほかの登場人物の家族のカタチ、また新しくポッポちゃんの家族になる旦那さん、QPちゃんや旦那さんの家族。

家族の大切さについても教えてくれる作品だった。

ほっこりして、何度もことあるごとに読み返したい。

是非皆さんも読んでみてください。

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