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#52 学校のセンセイ


学校のセンセイはいつどこで生徒に会うかわからない。

プライベートなんてあったものじゃない。

先生をやっているとなんでこんなにやる気のない先生が存在するのか、義務でないのだから辞めてしまえばいいのに と思うこともある。

私は教員として、この仕事に誇りを持っているから、どうしてもそういう教員の存在を受け入れることができない。

この話にもいろいろな先生が出てきた。

メンタルクリニックに通う生真面目な先生、自分のことになると騒ぎ立てる先生、面倒だなと教員をやっている先生、学年主任で下を育ててくれる先生。

どの先生も生徒にとっては平等に先生なのだ。

面倒だと思っている先生には冷静さがあるし、熱血教師にはない良い点もある。

でも生徒と子どもと大人の立場からきちんと接することは、絶対にしなくてはならないことだと改めて感じた。

この本は小説だが、教員現場での教員と生徒との関係性を忠実に表現されている。
なので、また読み返したい本のうちの1冊に加えようと思う。

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