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【ピアノ初心者の30代サラリーマンがコンクールに出場するまで】⑧

無事に人生初の演奏会を終えて、やる気に満ち溢れているみちお。

演奏会までのレッスンは月光しか弾かなかったが、いよいよ本格的なレッスンを開始。

何もかも独学だったので、まずは姿勢、椅子の位置、指の位置など、基礎の部分からみっちり指導。よく力が入りすぎとか、固いと言われていたが、これは未だに言われる。笑

これを機に耳コピは卒業し、楽譜と向き合うことに。

当時のレッスンは45分 × 月3回。
最初の15,20分はハノンをやって、残りは好きな曲、というパターン。

特にハノンがやりたい訳では無かったが、避けては通れないとの事。教本も購入。
過程は割愛するが、教室を辞める1年半の間で1番の変奏(1~22)、1番~38番、スケール、アルペジオ(全調)を全てやった。
音を揃えることを第一に、♩=80~90でゆっくりと。

前から順番に進むと思っていたが、20番を終えると、アルペジオをやらされた。曲調を掴めるようになる、手首の運動にもなる為、との事。
何かハードル高いことやらされてるな、、と思ったが、これで良かったのか?正しかったかは未だに分からない。

といいつつも、今でもハノンは家練でも毎日やっている。
当たり前だけど楽しくは無い。。

これまた過程は割愛するが、曲に関しては1年半の間に好きなようにやらせて貰った。

・Op27-2「月光」第一楽章(ベートーヴェン)
今でもたまに弾く。夜遅い時間にしんみりと浸りながら弾くのが好き。

・エリーゼのために(ベートーヴェン)
転調するところから苦戦。今久々にやっても多分殆ど弾けない泣

・プレリュード第一番 BWV846(バッハ)
バッハは必ずやりなさい、との事で練習した曲。譜読みは簡単だったが似たフレーズが多く暗譜は苦戦。これも癒されたい時に弾く。

・トロイメライ(シューマン)
誰かの動画を観て、これだと思いやってみた曲。まぁ譜読みが難しいこと。暗譜したけど、一旦ミスると楽譜を見て再開するのに時間が掛かる…
最後のオクターブは指が届かないので、下から順に(アルペジオ?)とのことだが、ここだけ上手くいかない。アルペジオで弾いている動画が見当たらないが、左手のソシシなんて皆指が届くのか?

これまた寝る前に弾くと寝てしまいそうな曲。まさに「夢」。

・ソナタK.331 第三楽章「トルコ行進曲」(モーツァルト)
言わずとしれた名曲。割とゆったりめの曲が多かったので、早いパッセージに挑戦。案の定、途中の16分音符地獄にハマり、心が折れかけた。
と思ったら、コーダの前のオクターブの分割(ララシシドド)?と終盤のアルベルティバスに苦戦。ある程度形になり強制終了させられた形だが、完成には程遠く、またチャレンジしたい曲。

・24のプレリュード 前奏曲 第15番「雨だれ」(ショパン)

念願のショパン。ほんとに美しい曲。雨音がポツポツ、、と思いきや途中から嵐が来て静寂が訪れ、最後には天国に昇るような感じ。
アリス紗良オットさんの演奏が個人的にベスト。

・ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作(ショパン)
またもやショパンに挑戦。超名曲ですね。
何と言っても最後の35連符が鬼畜。ここは未だにさらっと弾けず。レッスンは終わったが、いつかは発表会で弾きたい曲。

こんな長い連符は二度と見たくない

月光を除き、1年半で6曲。十分でしょう。何曲かはもう弾けないが。笑
思い返すと身の丈に合わないレベルの曲ばかり。それでもやらせてくれた先生には感謝。

勿論、家での自主練も頑張った。最低1日30分をほぼ毎日。

月光を弾いた演奏会から1年後、2回目の演奏会は「雨だれ」を披露。この時もミスで止まることなく、何なら誤魔化したりと上手いことやり通した。
もしかしたら本番に強いタイプかもしれない。

当日の動画が無いので、本番直前に練習した時の動画を。


いや~ほんとに指が固い。手首も固い!へたくそ!


時は過ぎ、ノクターンを終えようとした頃に転職で関西を出ることになり、約1年半通った教室を退会。
新天地でのピアノ教室探し第二章が始まるのであった。


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