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【アスリートに必要なトレーニングとは?】

最近では「ウエイトトレーニング」という言葉がアスリートの中でも広まっています。

これは筋肥大や筋力アップを狙って身体を大きくする為や強くする目的で取り入れられています。ですが逆にウエイトトレーニングはやらない方が良い考え方も存在しています。

これは身体が大きくなることで柔軟性の低下やウエイトトレーニング特有の「直線的な動き」によって、回旋的な能力の低下が挙げられています。

また力の抜きどころがない為、筋肉自体が硬くなってしまいます。

ですがやり方によっては「ウエイトトレーニングもやった方が良い」というのが僕の意見です。

それは「アスリートに必要な筋肉」を意識したトレーニングメニューを組んであげると良いからです。

〜①アスリートに必要な筋肉とは?〜

アスリートがトレーニングをする目的は主に下記が挙げられます。

・パフォーマンスを高める
・日々のコンディショニング
・怪我の防止

試合で勝つ為や結果を残す為に、トレーニングをしているのであってマッチョになる為に行っているわけではないはずです。

先程ウエイトトレーニングは「力の抜きどころがない為、筋肉自体が硬くなってしまいます。」と述べましたが、スポーツで使う筋肉は「ゆるむー伸びるー縮む」の3つが出来なければいけません。

これは怪我の防止もそうですが、「伸長反射」という特性を最大限活かすことでもあります。

伸長反射とは筋反射の一つで「瞬間的に爆発的な力発揮をする」反射です。スポーツの種目にもよりますが、アスリートは「一瞬の力発揮をしなければいけない状況」が多々あります。

また力の抜きどころがあると筋肉自体の負担も下がるので、怪我の防止にも効率的な筋肉とも言えます。

・ボディビルダーの筋肉=「伸びるー縮む」
・アスリートの筋肉=「ゆるむー伸びるー縮む」

言葉で伝えると上記の様な差があります。また「筋肉が伸びる」という事もとても大切で、「伸び幅がどの位あるか?」にも着目をする必要があります。

〜②アスリートに必要な「筋肉の伸び幅」とは?〜

先ず何もしていない時の筋肉の長さを「自然長」と言いますが、これが短くなればなるほど伸長反射が生み出すパワーが小さくなってしまいます。

特に「力の抜けどころのないウエイトトレーニング」ばかりをやっていると、筋肉自体が緊張(=硬くなる)してきます。

これは怪我もしやすく動きに力強さがなくなってしまう為、スポーツで使う筋肉ではありません。

力の抜けどころないトレーニングは言葉を変えると、「最後まで負荷が抜けてくれないトレーニング」です。

なので筋肉の自然長を維持or大きくしていく為にも、初動負荷形態に近いトレーニングがお勧めとなります。

ウエイトトレーニングもやり方次第では初動負荷に寄せたトレーニングも可能ですので、工夫をしながら取り組んでいきましょう。


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