井上弘保@スポーツトレーナー

指導経歴 ・元フットサル日本代表選手(湘南ベルマーレ) ・海外プロサッカーリーグ所属の…

井上弘保@スポーツトレーナー

指導経歴 ・元フットサル日本代表選手(湘南ベルマーレ) ・海外プロサッカーリーグ所属の選手(ブルネイ:カスカFC) ・平塚学園野球部(神奈川) ・城北高校野球部(神奈川) ・法政大学野球部選手 ・国士舘大学野球部選手 ・社会人・中学シニアリーグなど

最近の記事

【アスリートに多い「膝の痛み」の原因】

今回はアスリートの膝の痛みに関して話していきたいと思います。 殆どのスポーツで膝を痛めるアスリートが出ていて、身体動作上でも負担がかかりやすい場所になっていることは間違いありません。 原因としては、そもそも柔軟性が無く膝に負担がかかっていたり、疲労や外傷によって痛めてしまうケースもあります。 スポーツである以上必ず予防することは難しいですが、事前にリスクに対して対策を立てておくことで防げるパターンもあるので、自分の身体と向き合っておきましょう。 〜①アスリートが膝を痛

    • 【「腿上げ」動作に必須な大腰筋の機能向上の条件】

      今回は「腿上げ」に必要な「大腰筋」の活性化をする方法について話していきます。 「腿上げ」は陸上・サッカー・野球・バスケなど「走る」という動作が入っている全てのスポーツで必要な動きとなっています。 主に「大腰筋」と「腸骨筋」という2つの筋肉が大切になってきますが、機能不全に陥ると当然動きのキレは無くなってきてしまいます。 人間の身体動作の中でも重要な、大腰筋と腸骨筋を活性化させて、かつ機能不全に陥らないようにする為の方法を学んでほしいと思います。 〜①股関節屈曲筋群の種類

      • 【投球動作をスムーズにする肩関節・肩甲骨の働き】

        今回は「投球動作をスムーズにする肩関節の働き」について解説をしていきます。 投球動作というと、野球・やり投げ・バレーボールなど多くのスポーツに必要な動きになります。 主に「肩関節と肩甲骨の動き」をメインとしていきますが、そこに関わる関節や筋肉は多くのものが存在しています。 全てがバランス良く機能をしなければなく、どこかに機能低下があると怪我やパフォーマンスの低下に繋がってしまいます。 逆に言えば、この部分の状態を整えておくことがパフォーマンスの向上に繋がる為、必ず理解をし

        • 【筋肉量・筋力アップの為に必要な食事】

          今回は「筋肉量」を増やす為や「筋力アップ」に欠かせない作業となる、「食事の取り方」について話していきます。 アスリートにとって食事は、身体作りをする上で欠かせないものです。 いくら高重量でウエイトトレーニングや練習を行ったとして、材料となる栄養素が摂れていなければ、筋肉はついていきません。 また疲労も取れないので、怪我のしやすいコンディショングが崩れた身体となってしまいます。 勿論、理想の食事となるテンプレート的なものがあれば苦労はしませんが、人によって「体格・筋肉量

        【アスリートに多い「膝の痛み」の原因】

          【体幹を安定させる「呼吸」の方法】

          今回は「正しい呼吸が体幹を安定させる」についてお話をしていきます。 アスリートにとって、「体幹を安定させる」ことはパフォーマンスを上げる上で、非常に重要な作業とも言えます。 体幹が安定(スタビリティ)しない限り、四肢を効率よく動かすことはできませんので、土台とも言える部分になるかと思います。 ただちまたで言う「体幹トレーニング」を行うだけでなく、「呼吸」から意識をして取り組む事と、「体幹を安定させる」こととはどういうことなのかを考えて上げると質の高い指導が行える様になり

          【体幹を安定させる「呼吸」の方法】

          【筋肉・関節が「硬くなる」とは?】

          今回は「身体が硬くなる」という事について話していきます。 業界の中では「関節が硬い」・「筋肉が硬い」・「身体が硬い」という表現があると思います。 どれも間違いではありませんが、それぞれの意味と「実際に硬くなる」とはどの様なことが身体で起きているかははっきりとさせておきましょう。 〜関節・筋肉が硬い人の条件〜 ・年齢を重ねる ・痛みを伴っている ・動かさない ・固定している期間が長い 例えば、四十肩で痛みがある→動かさない→固定している期間が長くなる→関節、筋肉が

          【筋肉・関節が「硬くなる」とは?】

          【身体重心を使いこなすにはハムストリングスを鍛える!】

          スポーツ時において自分の身体重心を把握して身体を動かせる選手は「身体の使い方(身体操作)」がとてもうまい。 アスリートは前方推進や方向転換・回転運動・垂直推進など多種多様な動きが必要になってくる。ルールもあるがこの能力が比較的高い選手はどのスポーツをやらせても一定のレベルには到達がしやすいのではないだろうか。 身体操作の中に、地面反力を利用した「作用反作用」という運動学がある。地面に足部をつけて行うスポーツであれば誰しもが自然と利用しているものだ。 この作用反作用も身体

          【身体重心を使いこなすにはハムストリングスを鍛える!】

          【アスリートに必要なトレーニングとは?】

          最近では「ウエイトトレーニング」という言葉がアスリートの中でも広まっています。 これは筋肥大や筋力アップを狙って身体を大きくする為や強くする目的で取り入れられています。ですが逆にウエイトトレーニングはやらない方が良い考え方も存在しています。 これは身体が大きくなることで柔軟性の低下やウエイトトレーニング特有の「直線的な動き」によって、回旋的な能力の低下が挙げられています。 また力の抜きどころがない為、筋肉自体が硬くなってしまいます。 ですがやり方によっては「ウエイトト

          【アスリートに必要なトレーニングとは?】

          【胸郭の使い方がハムストリングスの機能を高める】

          下半身を上手く使う為には上半身の使い方を変えてあげる事も必要になってきます。 大臀筋やハムストリングスなど身体の後ろ側を利用するには「対角に存在する胸郭の位置関係と機能」が求められてきます。 胸郭は「閉じるー開く」と「前方位ー上方位(上向き)」の位置関係と機能が挙げられます。 ハムストリングスの関係を考えると下記になります。 ①胸郭が「閉じていて前方位に存在する」→ハムストリングスの機能向上 ②胸郭が「開いていて上方位に存在する」→ハムストリングスの機能低下 アスリ

          【胸郭の使い方がハムストリングスの機能を高める】