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【寺】韓国でテンプルステイしてみた

昨年10月、韓国人の友人に誘われソウル市内にあるお寺にテンプルステイしました。私が行ったのは「金仙寺(금선사)」というお寺で、ソウル駅からだと電車で約1時間ほどのところにあります。

価格は1泊2日で1人₩70,000。友人がネットで予約してくれたのですが、週末は人気のようで早めの予約が必至のようです。

出発前日に友人から、お寺はお菓子とかないから、おやつ持って来た方がいいよーと連絡が。それは重大問題ということで、チョコとグミを持っていくことにしました。

当日、友人と合流し最寄りの駅を降り、バスに乗ってなるべくお寺の近くまで向かいます。
案内板があちこちにあるので迷うことはないのですが、お寺は山の上にあるので、軽く登山することになります。
この日、私は語学学校の帰りで重いパソコンを持っていたため、何かの罰ゲームかと思うほどでした…( ̄▽ ̄;)

登山の開始…嫌な予感。
ひたすら登っていきます。パソコンが重い。
あと少し…パソコン捨てたいMAX。
ようやくお寺の入口に到着!!涙
立派な門構えです。

お寺内部はこんな感じです。
午後3時に到着し受付。紫色の修行服?(皆同じ服を着ます)を受け取ります。30分後にはオリエンテーションがあるので、すぐに部屋に向かいました。

お寺で飼っている犬さんが出迎えてくれます。人懐っこくて可愛いかった。

部屋の入り口で靴を脱ぎます。

部屋の名前は「持戒」。仏教用語で「仏教徒たるべき戒律を保つこと」の意味のようです…悪いことはできません。

部屋の内部は二人で泊まるには充分な広さです。お風呂トイレ付きでした。

こちらはテラス。眺め最高です。滞在時間が短かったので、このテラスでゆっくり~とはできなかったですが、かなり癒しの空間でした。

視力が良くなりそうな景色です。

オリエンテーションの前に部屋で蓮(ハス)のライトを作ります。

夜に僧侶の方と一緒にお寺の中を散歩するイベントがあるので、その時に使用するライトでした。
オリエンテーション前に犬さんと戯れました。相当、人懐っこいです。

宿泊時の注意事項や食堂の場所などの案内を受けたオリエンテーション後は、その日の宿泊者が集まり、お坊さんの説法を聞きながら瞑想の時間です。円になって行うのですが、寝転がったりするので、睡魔に要注意です。とある外国人のおじ様がぐっすり眠ってしまったようで、いびきをかいておりました( ̄▽ ̄;) 
※写真撮り忘れたので、イメージです。

瞑想中…

あっという間に夕食の時間です。

メニューはカレーライスとスープとバナナ。お寺ということで、お肉は不使用でした。とても美味しかったです。
ただ、スープはめっちゃ辛く、辛さに強いと思われる韓国人の友人も「辛いね」と一言。だよね?(;´∀`)
辛さを緩和させる甘いバナナで夕食を締めました。

宿泊者10名程が集まり、夜のお寺巡りツアーです。さきほど作った蓮のライトが活躍します。かなり暗いので足元に注意です。
暗くて写真が上手く撮れなったので、アップできる写真が無さすぎる…
youtubeに公式動画があったので、昼の映像ですがここに載せておきます。

夜のお寺ツアーでは、僧侶の方が参加者の悩み相談などを聞いて、説法を行ったりして、なかなか面白かったです。ただ、仏教用語を織り交ぜては話すので、韓国語が分からない。何の話だっけ?となることも…
山頂からは綺麗にソウルタワーが見えました。

夜のお寺ツアーも終わり、就寝時間です。部屋の壁が薄いので、夜遅くまで会話したりせずに早めに就寝してくださいと事前にお知らせがありました。
床はオンドルで暖かったです。というか、暑すぎて何度も目が覚めるという状態でした。

翌朝、朝食を食べるため食堂へ向かいます。バイキング形式になっていて、自分でお皿によそいます。本日のメニューはダイコン、ほうれん草のナムル、ひじきの炒めもの?と卵焼き、白米。スープもあっさり味で美味しかったです。胃に優しい朝食でした。
食後は自分たちで食器を洗って朝食は終了です。その後、友人と散歩を兼ねてお寺内にある洞窟へ向かいました。

上の写真でガラス張りの部屋があるのですが、中に入ると礼拝できる場所になっています。友人いわく、妊娠を望む人が礼拝すると子宝に恵まれるというお話を昨晩、僧侶の方が言っていたらしく、私が子供を望んでいることを知っている友人が連れてきてくれました。(僧侶がそんな話をしていたこと自体知らなかった。何を聞いていたんだ自分。韓国語精進します( ノД`))

正直、この頃は韓国で生活するようになって数か月が過ぎ、少し疲れが出てきていたころでした。ソウルは人口密度が高く、人と人の距離が近いことや車やバイク、騒音に疲弊し心に余裕が無くなる瞬間が何度もありました。韓国の悪い面しか見えない、すべてにイライラする…そんなゾーンに入ってしまっている時期でした。そのタイミングでお寺に来て、山の上の空気は澄んでいて、景色は綺麗だから頭はすっきり。樹木のにおいや緑に触れてかなり気分が晴れました。心も脳もかなりリフレッシュできたのです。

あと数日過ごしたい気持ちを抑えつつ、遠くのソウル中心部を眺めながら、よし、またあそこで頑張るかと決意しつつ…お寺を後にしました。

バスに揺られ、再び市内中心部へ。友人と別れ、日曜で休みだった旦那と合流。お昼は何が食べたいか訊かれたので、即効「とんかつ」と答えた私。お寺で食べれなかった肉への執着を感じました…(;゚Д゚)

う、うまい。泣
オレオクッキーアイスとワッフル

食後にはしっかりと糖分も摂取。
1泊2日と短いお寺滞在ではありましたが、貴重な経験となりました。
都市生活に疲弊した方々にぜひおすすめいたします。


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