MSW2年目の思い出(資格取得の効果検証)

2次救急輪番や夜勤の交代要員など、積極的に当直を引き受けた。

そうすることで、次の日は休みとなる。
師匠の仕事に付いていくことには、何も言われない。

医事課の先輩や同僚からは、次第に、医療ソーシャルワーカーの兼務を応援してくれるようになっていた。

診療報酬請求事務能力試験に合格すると、基本給が上がる制度があった。

何度目かの試験で合格したら、医事課の職員も勉強するようになり、合格者が増えてきた。

診療報酬の基本的な考え方や、療養担当規則なども学べるので、医療ソーシャルワーカーの実践にも役に立つものであった。

大学では、精神保健福祉士の受験資格が取れなかった。
近くの精神科単科の病院に頼んで、働きながら実習ができる体制を確約し、合格した。

基本給が上がることを期待したが、商品券3万円をもらった。
学費などと比較すると大赤字であった。

精神科分野を知るには良い機会となった。

急性期に耐えられず、半分を療養病棟と介護療養型医療施設に移行した。

転院希望の相談が急増した。
特に介護療養型医療施設は、市役所の介護サービス一覧に記載されていたいので、それを見た人たちからの相談が多かった。
相談件数は、1日30件を超えていた。

折り返す電話も多かった。

事務長からその都度呼ばれた。
「電話代はタダじゃない。」



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