【横瀬町/協力隊】10月 ダリアを愛するひとりの男性のものがたり@小鹿野町
こんにちは
横瀬町の地域おこし協力隊
ウェルビーイング担当のやすこです
本日、横瀬町でお世話になっている
町民の方々といっしょに
小鹿野町のダリア園に訪問させて頂きました
そして、横瀬町の町民の方のご配慮により
ダリア園の貢献者である
両神山麗花とみどりを育てる会の神林清一会長
に取材をさせて頂きました
そこで感じたわたしの
ウェルビーイングな思いを発信します
1.小鹿野町「両神山花の郷 ダリア園」との出会い
①【感謝】なぜ横瀬町の方は「ダリア園」に誘ってくれたのか
今回ダリア園にお誘い頂いた横瀬町の方から
「ダリア園の貢献者で
神林さんという方がいるんだけども
もしだったら取材させてもらうか?
するんだったらアポ取るぞ!!」
と何とも心温まるお声がけを頂きました
えっ、取材?と
内心思いながらも
その方は
今わたしが地域おこし協力隊として
活動する中で
ダリア園の貢献者である
神林さんの生き方が
どのように町おこしへとつながっていったのか
を知ることで自身の学びと
ウェルビーイングの活動のヒントになると思い
提案したとのことでした
なんとも恐縮です
わたしは横瀬町の地域おこし協力隊に
2023年3月に着任してから
ずっとずっと横瀬町一色でした
1市4町が重要だと言われながらも
横瀬町での活動を中心且つ大切にしてきました
ウェルビーイング担当者として
ひとりひとりの生き方に焦点を当て
インタビュー調査をすることで
ひとりひとりのしあわせとは何か
のヒントをもらい横瀬町に発信してきました
こういうわたしの活動を理解してくださり
応援してくださっている横瀬町の方により
今回の取材につながりました(号泣)
心から感謝申し上げます
②【小鹿野町】ダリアを愛するひとりの男性のものがたり
ダリア園に到着すると
両神山麗花とみどりを育てる会 神林清一会長
丸幸木材 久保 光正 代表
スタッフのみなさまが温かく迎えて下さいました
美しく
優雅で
華やかな
ダリアが
山々に囲まれた大自然の中
咲き渡っていました
ダリア園の中心にベンチとつくえがあり
早速、神林会長にインタビューを
させて頂きました
(1)神林会長のダリア園に携わるまでのみちのりは?
前職は埼玉県県庁職員として定年するまで
事務職員として勤務していました
定年後、現職である
両神山麗花とみどりの育てる会
に誘われ入会したことがきっかけで
花の魅力にどっぷりとつかっていきました
ダリアについての専門知識などは
定年後から学んで知識を深めていきました
(2)ダリア園は神林会長の個人の活動から始まったと聞きましたが・・・
個人ではないんですよ
両神村の時に
園地をつくるというテーマのもと
両神村の産業振興課とともに実施し
今の設備など整備していきました
園地をつくるというテーマの中で
2年間草取りをしながら
色々とチャレンジしました
チューリップ、コスモス、ポピー、マリーゴールドなど
でもうまくいかなかったんだよね
そんなときに
ダリアをやったらと提案したんですよ
まだほかの地域でも
ダリアの栽培はしていなかったしね
(3)ダリアを提案した背景になにか思い出があったのですか?
ダリアについては
高校時代から思入れがありました(満面の笑顔)
S30年ごろにここから20Km離れた場所で
サイトウさんというおじいさんが
ダリアをつくっていたんだよね
それから小鹿野町両神小森の節分草園で
ダリアをつくっていたのを見ていたんですよ
ダリアって花が大きいでしょ
ひとを惹きつけるんですよ
きれいだなと感動したことを覚えています
そのほかもろもろダリアとのご縁があり
このような体験が
今のダリア園につながっていきました
(4)何がモチベーションになっているのですか?
ダリアの花を見ると華やかでしょ
でも育てるということは大変な仕事なんですよ
ダリア園をいっしょに運営してくださる
スタッフのみなさんが
下の葉をつんだり
うどんこ病にならないよう
日々大切に育ててくれているから
こんなきれいなダリアの花が
咲くことができるんです
その中で何がわたしたちのモチベーションになるかというと
ダリア園に来てくださった
ひとたちが
美しいダリアを見て
喜んでくれたり
感動してくれたりする姿が
なによりも励みになります
働いている人たちの意識が変わることで
運営が段々と軌道にのってきました
ここのダリア園は
土づくり(水分なども含む)にこだわっています
風が吹かないなど
立地条件にも恵まれていると思いますよ
(5)大変なこともあったと思いますが、神林会長は15年間もダリア園をなぜ続けてこれたのですか?
(笑顔)バカだったんでしょうね
愚直という意味です
朝、ダリアを手入れするんですよ
ダリアの花びらひとつひとつに
命があるんです
花と会話をするんですよ
ダリアはね
子孫(球根や種)を残すために
花の成長が7割くらいの時に
摘むんですよ
その時もダリアに言葉をかけて
花を摘むんです
そしてまた新しいダリアの命が誕生するんですよ
**********************
神林会長の
ダリアへの愛があるから
ダリアもその愛を感じて
活き活きとカラフルで人の心を魅了する
花を咲かすことができるのですね
ダリアの花びらひとつひとつに命があるという
神林会長の言葉がとても心に響きました
美しいここでしか見られない「ダリア園」
(6)神林会長のしあわせを感じる時ってどんな時ですか?(横瀬町の方が提案してくれた質問)
雨が降ったあと
ここは霧がかかるんですよ
しずくの中にあるダリアは
とても美しいんです
音楽をかけたらどうだっていう
提案もありますが
わたしは
自然の音が一番いいと思っています
この自然環境がダリアを育てているのです
ここに来てくださるお客様は
ダリア園にきて
ダリアを見るという
目的がしっかりしている
だからトラブルがほとんどない
思いやりのある方が見に来てくださり
大変うれしく思いますよ
今後わたしがチャレンジしたいことは
ダリアが好きな写真クラブの方を対象として
早朝7時から開園し
朝の光の中や
霧のかかった時の
美しいダリアをぜひ撮影して欲しいと
思っています
写真の好きな人は
こだわりがあるから
そういう方にこの場所を提供していきたいと
今後提案していく予定です
**********************
神林会長、インタビューありがとうございました
お話をしている合間
お茶目なお顔とナチュラルな笑顔が
とても魅力的で印象的でした
現在、神林会長の知識と技術を
どう引き継いでいくのかという
後継者問題があると
久保代表よりお話がありました
神林会長に会長がいなくなった後
このダリア園はどうするのですか?
とお聞きすると
満面の笑顔で
「考えない」
というお返事が返ってきました
なんだかシンプルで本質を突いた回答だと
感じました
今を生きる
という感じなのでしょうか
久保代表からは
神林会長に
1日も長く生きて欲しいと
熱願されていました
おふたりの優しい空気感と
お互いを思いやる姿勢に
とても癒されました
③神林会長にお会いしわたしが感じたこと
久保代表から
自分だったら利益を考えちゃうんだけど
神林さんはそうじゃないんだよね・・・
と笑いながら話してくれました
町おこしに求められることは
町に経済的な利益をもたらすことなのだと
わたしも利益(お金)という部分で
町に貢献できないと
ずっと申し訳ないと思っていました
*ウェルビーイング担当なので
わたしが横瀬町に貢献できる分野は
非地位財になるため
今回、神林会長にお会いし
利益ではなく
自分からあふれる愛を
地道に
愚直に
あるがままに
与えていく
そういう損得ない思いが
ひとの心を感じて動かせる
何かにつながり
やがてその活動に共感し
仲間がひとり
またひとりと増え
関わる人の意識
地域
町を変えていく力に
なっていくのだと感じました
町づくりとは何かという大切なことに
気づかせてくださった1日でした
インタビューの後に見た
ダリアは
愛情たっぷりで
格別にきれいでした
なんとしあわせで
優しい気持ちなのでしょう
☆ダリアを愛するひとりの男性のものがたりは☆
わたしの人生に大切なことを
改めて気づかせてくださいました
生きているうちに
素敵なひとに会えることは
人生の財産だと思います
改めてこのような機会を与えてくださった
横瀬町のみなさまにも心から感謝申し上げます
小鹿野町両神山麗花の郷ダリア園
11月3日(金)9:00~16:30まで開園しています
ここに来るだけですごく元気とパワーと癒しをもらえます
神林会長、久保代表にもお会いできたらいいですね
秩父地域おすすめスポットです
長文読んでくださりありがとうございました
気にってくださったらフォローや♡スキを
クリックしてくださると励みになります
では、また今度~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?