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その後の話 〜「庭の状態から自分の心を見つめた朝」のその後〜

前回、こんな文章を書いた。
迷った状態で終わったので、その後について書きたいと思う。


心の状態のその後

さて、その後、である。
迷いはどうなったか。
1ヶ月ほど経った今は、迷いはなくなった。
進む方向は間違っていないと思うようになった。
何を中心にやっていきたいかもなんとなく決まった。
これからやりたいこともたくさんできた。

あれから、そのとき進行中の仕事を終わりまでやり、入っていた予定のことも変更せずにやった。そうしたら、それに関連する仕事をやらせていただく機会に恵まれた。
その上、新しい仕事のお話をいただいた。やりたいと思っていた仕事のひとつ。
ああ、早々にやめてしまわなくてよかった。
行きたい方向が違うのか違わないのかまだわからないからやってみようと思い、やってみてよかった。
行きたい方へ進んでいる。
そう思ってからは迷いは消え、出会いに感謝する日々となった。

一歩踏み出すと、いろんなことがあれよあれよと動いていく。
25年前にスクールに通い、その後新しい仕事を始めたときもそうだった。
とにかく踏み出す、って大事だな、と思う。
(何の仕事をしていたかはこちら↓にごく簡単に書いてあります。)

その仕事をやめてから十数年の後にまた仕事をしたいと思い、時が経ちすぎ時代が変わっているので新たに勉強をしたが、そのときとは年齢も違い状況も違うから、一歩踏み出すのが怖くて怖くて仕方がなかった。
いざ踏み出してみてからも、仕事をする機会をいただいたときに「無理無理、できない。」などと思ったり、なんか違うんじゃないかと迷い気持ちが沈んでいた。でも、それでもやってみたら意外にできたし、とても楽しかった。
進む方向は違っていなかった。それどころかとても素晴らしい出会いであったことがわかった。
新しいことをやれる機会をいただけたことに感謝し、今後もいろいろなことに取り組みたいという気持ちでいる。

庭の状態のその後

庭はどうなったかというと。
心の方が変化した後、こちらも変化した。

前回、とりあえず買おう、と書いた通り、電動の高枝切りを買った。
あれから1週間後くらいに注文しすぐに届いたのだが、毎日予定ビッシリでやる時がなく、しばらくの間開封もせず放置していた。
しかし、もうすぐ子どもの冬休みになってしまう!と気づいて焦る。
危ないから子どもが学校へ行っている間にやりたいのだ。
もうこの日を逃したらない、という日にひとつ予定をキャンセルして決行することにした。
わさーっとしていたシマトネリコとプリペット。剪定時期を調べたら、シマトネリコは10〜12月(他の時期も書いてあったが何月かは忘れてしまった)、プリペットは1年中いつでも大丈夫、ということだったので、この2本の木を剪定。オリーブも伸び放題だが、オリーブの剪定時期は2〜3月ということだったので、今回はやらない。

で、この高枝切りだが。
ポールを継ぎ足して長さを調整するタイプで、レビューによるとポールを3本継ぎ足していちばん長くして使用するとかなり重いとのこと。うちのシマトネリコはポール2本で届くぐらいの高さなので、継ぎ足し2本ならまあ大丈夫だろうと思っていた。
ところが。
お、重い…。ヨロヨロ…ヨロヨロ…。
でも、やらねば。
ヨロヨロしながらも危なくないよう気をつけながら、なんとか剪定。
ハァハァ言いながら高いところを切り、次は低いところ。
低いところは継ぎ足しポールを外して行う。ポールを外すためには両側からギュッと握るよう押しながら引き抜くのだが、私は手が小さく握るだけでいっぱいで、その状態で力を入れて押すという作業に苦労した。
痛い、手が痛い!もう押せない!
手がもう1本あれば…と思った。押さえる方で1本、引き抜く方で2本ならもっと楽にできるのに。
子どもが小さいころ、子どもを抱っこしたままあれこれやらなければいけないときによく「手がもう1本ほしい。子ども1人産むごとに1本生えてくればいいのに。」と切に思っていたのだが、久しぶりにまた思った。
残念ながら手は3本にならなかったが、なんとか頑張って外した後、また難関が。
手持ちで使う場合のスイッチのあるハンドルが、ポールを継ぎ足して使う場合のハンドルよりも太いのだ。重さもあり、握るだけで精一杯。
ハンドルを握り親指でロック解除ボタンを押しながら他の指でスイッチを押すという作業が辛い。
手が痛い、痛すぎる。
ときに両手を使いながらなんとか剪定。
手が小さくて片手じゃ難しいから両手で…って、子どもみたい…なんで私の手は小さいのか。不便だ。手が小さいってすこぶる不便。
なんて思いながら剪定を終えた頃、テレワークの夫が昼休みになり家から出てきた。
ちびっこ手の大変さを訴えたら、切った枝を指し、「それ、(切った枝をゴミ袋に入れるために小さく)切るときに貸して。」と、片付けを手伝ってくれそうなことを言った後どこかへ出かけて行った。そして戻ってきたらそのまま家に入ってしまった。
???
時間の限られた昼休み、結局夫が再び家から出てくることはなかった。
なんだったのか。
とにかく早く終わらせたい。お腹空いた、と思いながら1人で片付けをする。
途中、学校が午前中で終わった高校生の娘が帰ってきて、お昼に炒飯を作ってくれると言う。
わぁ〜、嬉しい♡
「できたよ〜」と呼んでくれたが、すぐには終わりそうにない。
でも、後でやるのはイヤなので、というか中断したらもうやれないと思うので、全部一気にやってしまう。
やってしまうというか…
本当は、「もう限界、無理だ、もうこれぐらいでいい。」と、砂利敷きのところに落ちた葉っぱを拾うのを適当なところで切り上げてしまった。
無理は禁物。もう充分無理をしている。これ以上はダメだ。
後日ちょっとずつ拾おう。
剪定で落ちた葉っぱは残ったが、前回書いたときにそのままにしていた花壇の終わった花たち(もう迷うことなく抜ける状態になっていた)はこの機会に片付けて、花壇に残ったのは柊の木と春を待つムスカリだけになり、すっきりした。

右下の方に切ったプリペットが…

剪定をした日から3日ぐらいは身体中が痛かった。特に手が痛くて包丁で野菜を切るのが困難だった。
剪定後6日目の今日もまだ手の痛みは少し残っている。
日常生活に支障が出るようなことはやらない方がいい。
今後は伸びすぎる前にちょこちょこ切ろう。

伸びすぎた枝を切っただけで庭が素敵になったわけではないので、
「ああ、もうちょっとなんとかしたいなぁ」という思いはまだある。
しかし、やらなきゃと思っていたことを済ませて少し心が軽くなった。
とりあえずいいか、という感じで、庭に心を注げるようになるにはまだもうちょっとかかりそうだが、少しだけ前進したのでよしとしよう。



心の迷いは消え、庭の状態も少しよくなった。
クリスマスも子どもが望むようにちゃんとやってあげられてホッとしている。
次はお正月の準備。
毎年バタバタと義務をこなすという感じですごく疲れてしまうのだが、
今年は健康に気をつけて無理せず楽しんでやりたいと思う。


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