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お医者さんにPMSと言ったら伝わらなかった話

先日、健康診断に行った時のこと。

最後の問診のとき、お医者さんに、
「どうしてピルを飲んでいるんですか?」
と聞かれたので、
「PMSがつらくて…」
と言ったら、
「ぴ、ぴーえむ…?」
という反応をされた。
どうやらそのお医者さんはPMSを知らなかったらしい。
わたしはそのときドン引きしてしまった。
「え、PMS、知らないですか…?」と。

わたしが見て判断した限り、そのお医者さんは3~40代くらいの女性だった。

仮にも女性の体を持っていて、かつ医者であるなら、PMSくらい知っておいてくれよ。と、なかば怒りを抱きそうになってしまった。

でも、あとあとよく考えてみると、そのお医者さんは産婦人科の先生ではないわけだし、PMSと聞いても分からなかったのは、接骨院の先生に肌のことを聞いても分からないのと同じことだ。

それに、わたしが見た目や名前を見て勝手に「女性」と判断してしまっただけで、本当はそうではなかった可能性だって大いにある。

そして、どんな場合でも、自分が知っていることを相手も知っていて当然だと想定するのは、あまりに傲慢で危険な考え方である。

そう思うと、あの時ドン引きしてしまったことを申し訳なく感じたりもする。

だけどやっぱり、あの時あの瞬間の衝撃は忘れることができないし、もやもやが心からずっと離れない。

わたしの反応は間違っていたのだろうか。

何はともあれ、PMSやピルのことはどんな性別のひとも知っておくべきことだと思うし、あのお医者さんがあのあと自主的にPMSについて調べて学んでくれていることを願う。

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