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「毛」というコンプレックスと相反するワタシの心の葛藤

こんばんは、RIAです。

最近忙しくてなかなかnote時間を取れませんでした。

今回はワタシが最近葛藤していること、傷ついたことを書いてみようと思います。

ワタシは2年前からあることを辞めました。

電車やYouTube、あらゆるところに広告がでている、あれです。

女性ならほぼ、必ずしているといっても過言ではない「あれ」です。

そう、「毛を剃ること」を辞めました。

(※noteでは自分の性別をあえて述べていないのですが、一応ワタシは女です。)

きっかけ

きっかけは6年前のマドンナのInstagramの一枚の投稿でした。(そんな前だと思わなかった)

ワタシは小学生の頃からずっと毛が濃いタイプだったので、それがずっと嫌でコンプレックスでした。

なのでその投稿を見た時、本当に驚きました。
それがこちらです!!

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彼女の娘も体毛をそらず、周りの目を気にせずビキニやドレスを着て過ごしているようです(うらやましい、、、)

海外に行ったことがある人、外国人の方と多く接したことがある人は気づいている方もいるかもしれませんが、海外の女性は毛を処理することは、当たり前ではありません。毛を処理している人もいれば、そうではない人も同様にたくさんいます。

海外では2ー3年くらい前にファンション業界や広告業界でボディ・ポジティブというムーブメントが流行しました。

毛の関連で言うと、人気モデルのジジ・ハディッドも未処理の脇毛を披露していたり、脇毛をブリーチしてカラーを入れたり、というのが流行っています。

こうしたことをきっかけにワタシも体毛を剃ることを辞めました。(ワタシは毛が生えていることが美しい、セクシーという考えよりかはフェミニズム寄りな意味でのきっかけが強いかなと思います。)

自らのコンプレックスと社会のプレッシャーに対する自分の葛藤

あちらこちらにある脱毛サロンの広告。ワタシにとっては本当に目障りです。

体毛を処理すること=「美」という既成概念がイヤでも伝わってきます。(イヤでも自分自身にも染み込んでます)

毛がないこと=美しい、キレイ、女性らしい
毛があること=汚い、不衛生、女としてアウト

じゃあ髪の毛や男性とかはどうなの?とか思ってしまいます。。

男性は剃らないことがマジョリティで、剃りたいという男性がマイノリティです。(最近は男性の脱毛も許容されてきていますが)

男性で言うと、ヒゲを剃らないと不衛生、、とか言われがちですよね、(料理人の方とかは衛生面のこととかあるのかもですが、、そしたら腕とかも結局生えてるわけだからそちらも剃ったほうが良いのでは、、という疑問。笑)

とにかく、女性も男性も平等に、気づかないうちに当たり前に縛られているんだなって思います。

そもそもなんで毛を剃るなんて文化ができたんだろう、(自然に生えてくるものなんだし、そのままでいいじゃん、、)

冒頭でもお伝えした通り、小学生の頃から自分の毛が濃くて目立っていたのでコンプレックスに感じ、ずっと剃りたいと思っていました。

体毛を剃ることを辞めて2年くらい経ちましたが、今でもたまに思うことはあります。

夏だと特に露出が多いので、周りの目を気にして、毛を剃ったほうがいいかな、、と決心が揺らいでしまうことが多いです。

ワタシは悔しいです。今まで、女性は毛を処理する、という既成概念が当たり前な社会で生きてしまったがために、周りの人のいわゆるキレイな(=毛が処理された)足を見てしまうと、ふと毛が生えていることが汚い、剃らなきゃと感じてしまうのです。

そして何よりも一番自分が周りの目を気にしていることに腹が立っちゃいます。

自分が決めたことなんだから、胸を張って堂々とすればいいのに(したい)、多くの日本人は脱毛サロンに通って完璧な毛の処理をすることが当たり前な日本では、毛が生えている女性はレアであって、それを恥ずかしがらず出すことは本当に難しいです、、

社会的なpeer pressureと自分の意志に毎日板挟みにあっています。

最近、ワタシは大学時代の部活の同期とキャンプに行きました。

川で半ズボンを履いていたので、足の毛が見えていました。ワタシはキャンプに行ったメンバーにカミングアウトするかしないかずっと悩んでいました。言った方が自分も楽なんだろうなとわかってはいるものの勇気はなかなか出ませんでした。

するとふと、メンバーの1人から「RIA、足の毛がボーボーじゃない?」と言われました...

言われてすぐ、ワタシは「剃らないタイプなの」と言いましたが、気付いている人はいるだろうと思っていましたが、まさか直接突っ込んでくる人はいないだろうと思っていたので、ワタシがそうしている理由を言うことができませんでした、、。

それと同時にかなり傷ついた自分もいました、

自分からカミングアウトしたかったなという切実な想いと、言われただけで傷つく自分に対して決意が甘いなという悲しさでいっぱいになりました。

できれば自然に身を任せて、剃らずに生きていきたいなと思いますが、思いの外世間の目が怖いと思ってしまうワタシに自分でびっくりしている今日この頃です。

スキなクリエイティブな広告

そんな葛藤に苦しむワタシに朗報的な最近の広告があります!

(この前、複業研究科の西村創一郎さんとお話しする機会があり、この記事を教えていただきました!)

こちらです。どーーーんっ!

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→併せて下記のURLも読んでください!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000025105.html

最高ですね、本当に感銘を受けました...

(ワタシがクリエイティブ業界に就職した理由はまさにこれです!!クリエイティブな視点からダイバーシティを広めたい!!!!!ワタシの想いをまさに具現化してくれてる広告です。)

これは刃物メーカー

この広告のコピーが訴えているように、体毛を剃りたいと思う人は剃ればいいし、自然のままでいたいと思う人は剃らなきゃいいって思います。

ただ、その自分のあたりまえ、概念を自分以外の誰かに強要してはいけない。

理解できなくてもいい、この人はこうなんだ、って思える、そんな社会をワタシは作りたいなって思います。

今日もまた一歩、ダイバーシティな社会の実現に向けて貢献できたと思いたいです。

まだまだ発信&アクションしていきます。

それでは今日はこんなところで終わりたいと思います。

この記事を読んで、本当は剃りたくないと思っている人に剃らない勇気を、剃るしか選択肢しかなかった人に剃らない選択肢を与えられていたら嬉しいです。

そして、女性なら剃るのは当たり前でしょ!と思っている方に、剃らない人もいるのもあたりまえなんだということを知ってもらえたらとても嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

RIA

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