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渋谷やなんばのハロウィンで人が集まる理由

もうすぐハロウィンですね🎃

渋谷やなんばでのハロウィンをご存知ですか?
渋谷のスクランブル交差点やなんば戎橋周辺のハロウィン2022年10月28-30日の3日間における述べ来訪者数の調査では、どちらも約50万人が集まっていたそうです。

仮装した人による無差別殺人やゴミの問題、交通網の麻痺、トラックをひっくり返す若者など、警察が出動せざるを得ないトラブルの報道ばかりされるため、そちらに目が行きがちなハロウィン。

今年2023年は「ハロウィンのために渋谷に来ないで欲しい」と区長が声明を出しています。

そもそもどうしてあんなに人が集まるのでしょうか。

今回はハロウィンの魅力と集まる心理状況、理由について説明していきます。

ハロウィンを辞めるべきだ…とは思っていません。人が亡くなったり傷つくことなく、楽しめたらいいな…と思います。

1. ハロウィンとは何か?


ハロウィンは、10月31日に祝われる伝統的な祭りです。日本には比較的最近に導入されました。一般的には2000年代初頭から徐々に人気が高まり、パーティが行われるようになりました。元々はケルト文化に起源を持ち、古代ケルト人が新年を祝う祭りとして始まりました。死者の魂が生者の世界に戻ると信じられていた日ともされています。しかし、現代のハロウィンは、仮装やお菓子を楽しむ祭りとして広まり、多くの人々に愛されています。

2. 社交の機会としてのハロウィン


ハロウィンは、友達や家族と楽しい時間を過ごす絶好の機会です。仮装をして街を歩く、ハロウィンパーティーに参加するなど、人々は社交的なイベントとして楽しむことができます。特に、精神的に孤独を感じる人々にとって、ハロウィンは孤独感を和らげる場となります。フェアやエンターテイメント要素、例えば屋台、音楽、ショーケース、ストリートパフォーマンスなど限定的に行われるところに魅力があります。

3. 仮装の楽しさと創造性


ハロウィンの最大の魅力の一つは、仮装です。仮装をすることで、個性を発揮し、自分を表現する機会が得られます。また、自分のアイデンティティを一時的に変えることで、普段の自分が送っている日常生活のストレスやプレッシャーから解放されることもあります。ハロウィンの仮装をして写真撮影してSNSに投稿するなど、家族や友達と、そしてネット上での繋がりを楽しむことができます。撮った写真をSNSに載せていいねがたくさんつけば、承認欲求も満たされます。ハロウィン限定の個性的でクリエイティブな仮装にメイクアップにヘアスタイルに…ハロウィンでのファッションは自己表現の場であり、多くの人にとって公認された非日常を味わえる、数少ないイベントと言えます。

ハロウィンは人々に楽しみと社交の場を提供してくれるのです。

4. トリック・オア・トリートの伝統


子供がお菓子をもらいにいくイベントは一般的に「トリックオアトリート」として知られています。これはハロウィンの伝統の一部で、子供たちが幽霊、魔女、ゾンビなどさまざまなキャラクターに仮装して近隣の家々を訪れ、ドアをノックして合言葉である「トリックオアトリート!」を叫び、お菓子をもらう行事です。この伝統は子供たちに楽しい思い出を提供し、親や地域社会との絆を深めます。トリックオアトリートは主に北アメリカの文化に根付いていますが、近年は世界中で広まり、多くの国で楽しまれています。

5. ハロウィンパーティーとコミュニティの結束

多くの地域では、ハロウィンパーティーが開催され、地域コミュニティを一堂に集めます。これらのイベントは、人々が親睦を深め、共に楽しむ機会を提供し、コミュニティの結束を強化します。人がさらに集まる要因として、ソーシャルメディアによるハロウィンの参加を促進する、InstagramやTwitterでの投稿があります。ソーシャルメディアにより参加意欲が高まるのです。
そして人が多く集まり、グループでの参加により、自分達だけでなく周囲人も含めてさらに楽しく家族や友達と過ごせて、共感できる人が増えるためグループ心理が参加を刺激していると考えられます。

6.まとめ


ハロウィンは、社交の機会、仮装の楽しさ、自己表現の場、トリック・オア・トリートの伝統、そしてコミュニティの結束といった要素が組み合わさって、多くの人々を引き寄せる祭りです。この楽しい祭りは、季節の変わり目に明るさと活気をもたらし、人々に笑顔を提供します。

普段自分を抑えて過ごす人達が、一気に内に秘めた自分をさらけ出すイベントとも言えるので、トラブルが起こってしまうこともあるかもしれませんが、人間には自己表現の場が必要なのも事実なのです。でないとストレスを抱えて精神的にダメージを受け続けてしまい、病気になってしまうこともあるのです。何でもほどほどがいちばんなのかもしれませんね。

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