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自分だけの才能と武器を磨く〜ブルーロックから学ぶ〜

『ブルーロック』は、金城宗幸さんによる日本のマンガです。アニメ化もされていて知ったのですが、自分だけの才能と武器を磨いて戦う姿から学ばせていただくことが多かったので、今回記事にさせていただきました。

ブルーロック作品紹介

『ブルーロック』では、日本のサッカーが弱い理由をストライカー不足として捉え、世界のトップレベルに立つためには最高のストライカーが必要だという視点で物語が展開します。

この理由から、ブルーロックプロジェクトが立ち上げられ、自己中心的で圧倒的な能力を持つストライカーを育成しようとする試みが描かれています。

簡単に言うと、世界最高のエゴイストを生み出そうとしているのです。私はこの設定に驚きました。

高校サッカー選手の潔 世一というキャラクターは、この過酷なプログラムに参加し、世界最高のストライカーになることを目指します。

出てくるキャラクターはそれぞれ、自分だけが持つ圧倒的な強み、武器を持っています。

『ブルーロック』のキャラクターたちは自分だけのユニークな能力や強みを持っています。一例ですが載せておきます。

潔世一: 空間を把握し、正確なシュートを打つ。

蜂楽廻: 敵を翻弄する高度なドリブル技術。

國神錬介: 強力な遠距離シュートを左足で放つ。

千切豹馬: 驚異的なスピードで相手を抜き去る。

凪誠士郎: トラップでボールを自在に操り、ゲームをコントロール。

馬狼照英: 強靭な体力と、曲がる高速シュートを武器とする。

日本サッカーの弱点と、野球が世界に通用している理由

『ブルーロック』では日本の野球が世界に通じる理由の一つとして、役割分担と協調性が挙げられます。

日本人選手は、ポジションごとの役割を明確に理解し、チームワークを大切にする文化があるため、高度な戦術や緻密なプレーが可能になります。

『ブルーロック』では、日本サッカーの弱点として絶対的なストライカー不足と身体能力の問題を挙げています。

協調性だけでは世界のトップには立てず、個々の圧倒的な攻撃力と自己主張が強いストライカーが必要とされています。

そのためにブルーロックプロジェクトが始まり、最高のエゴイストストライカーを育成しようとしています。

日本では「出る杭は打たれる」という文化があり、突出した個性や能力を持つ人が社会的な圧力を受けることがあります。

これはチームワークや調和を重んじる日本の文化的背景から来ており、『ブルーロック』のような物語では、この文化的な側面と矛盾する個性や自己主張の重要性を探求していると言えるでしょう。

出る杭は打たれることについて、こちらの記事で詳しく書いています。

自分の才能や強みを伸ばすことは、個人の成長に不可欠です。他人を置いていくことに罪悪感を感じることもあるかもしれませんが、自己実現を抑えるべきではありません。

才能を伸ばし、自分の可能性を最大限に引き出すことで、結果的には周囲にも新しい価値や刺激を提供し、より大きな貢献をすることができます。

自分の才能や強み、武器、本当の実力を隠す理由

マラソン大会で友人が「最後まで一緒に走ろう」と言った場合、自分が遅い友人に合わせて走ることはよくあります。

これは協力と友情を重んじる行動ですが、個々の最高速度や能力を抑制する結果になりがちです。

“能ある鷹は爪を隠す”という考え方は、自己抑制を促すものですが、実際には個人のポテンシャルを抑え、ストレスやフラストレーションを引き起こす可能性があります。

自分の才能や能力を発揮することを避ける文化は、個人の成長や社会全体の革新を妨げるとも言えるでしょう。

あえてトラブルを避けるために手を抜く経験をした人もいるのではないでしょうか。

これらは自分の能力を抑えるストレスと、他人との関係性の複雑さを示しています。

他者との調和を優先する心理は、自分の能力を抑える傾向を生みます。

これは短期的には周囲との衝突を避けるが、長期的には自己成長の機会損失や内面的な不満を引き起こす可能性があります。

全力を出さないことで生じるストレスや自己犠牲は、個人のポテンシャルを十分に発揮することを妨げ、最終的には自己実現や幸福感に影響を及ぼすことになります。

全力を抑える必要は本来ないものの、協調性を優先し、いじめや排除を避けるために自己制限をすることは一般的です。

これは短期的な平和を保つための戦略ではあるものの、長期的には自己表現の抑制や不満の蓄積につながり、本来の自分を生きることの妨げとなり得ます。

ブルーロックの主人公である潔世一が中学の引退試合でチームのためにとパスを選んだことは、個人の輝きを抑えチームプレーを優先した代表的な例です。

しかし、その決断が敗北につながったことで、チームのために最良であると信じた行動が、結果的にチームにとっても個人にとっても最善ではなかったことを示しています。

確かに人は誰もが何らかの形でユニークな強みや才能を持っていると言われています。時にはそれが明白でない場合もありますが、経験や挑戦を通じて徐々にその力を発見し、育てることができます。

自分だけの才能や強み、武器を見つけるまでの流れ


1. パッション(Passion)
  - まず、自分が何に情熱を持っているかを考えます。何に時間を費やすのが楽しいか、何に没頭できるかを見つけましょう。

2. レアリティ(Rareness)
  - 他の人と比べて特別なスキルや興味を持っていることを見つけます。自分の独自性を認識しましょう。

3. エキスパート(Expertise)
  - 自分が得意とする分野やスキルを洗い出します。何に対して豊富な知識や経験があるかを考えます。

4. パフォーマンス(Performance)
  - 過去の実績や成果を振り返ります。何において成功した経験があるかを確認しましょう。 強みを日常生活や仕事にどのように適用できるかを検討します。具体的な状況でどのように活かすかを考えます。

5. パーソナリティ(Personality)
  - 自分の個性を理解し、どんな性格特性を持っているかを考慮します。人間関係やチームでの役割に関連する要素です。

6. プロセス(Process)
  - 強みを発展させるための具体的な計画を立てます。スキルや知識の向上に向けて取り組む方法を考えましょう。

7. ペアリング(Pairing)
  - 強みを他の人と組み合わせて活かす方法を模索します。協力や連携によってさらなる価値を生み出せるかを考えます。

8. プロモーション(Promotion)
  - 強みを他人に認識させる方法を考えます。自分の強みを他人に伝え、機会を広げる方法を検討します。

9プレゼンス(Presence)
   - 強みを自分のアイデンティティの一部として受け入れ、自信を持ちましょう。強みを活かす自己イメージを築くことが重要です。

これらのステップを通じて、自分の才能や強み、武器を見つけ、最大限に活用する準備を整えることができます。

人が持つ才能や強み、武器って?

とはいえ「自分に才能や強みなんて見つからない…」と思う方もいるかもしれません。才能や強みの例を載せておきます。これが全てではありませんが、自分が得意だと思うこと、他人に褒めてもらうことが多いことは間違いなく才能や強みですので、読みながら自分に当てはめていただければと思います。

1. 創造力
  - 創造力は新しいアイデアや解決策を生み出す能力です。これを発展させるために、新しい経験や情報を取り入れることが大切です。

2. コミュニケーション能力
  - コミュニケーション能力は他の人と効果的にコミュニケーションを取る能力です。聞くこと、話すこと、表現することが含まれます。

3. 忍耐力
  - 忍耐力は長期的な目標を達成するための重要な資質です。困難に立ち向かい、途中の挫折を乗り越える能力が含まれます。

4. 分析力
  - 分析力は情報を詳細に調査し、問題を理解する能力です。データを収集し、優先順位をつけることが得意です。

5. 勤勉さ
  - 勤勉さは仕事に真剣に取り組む姿勢です。努力とコミットメントがあり、タスクを完了するために頑張ります。

6. 適応力
  - 適応力は変化に対応し、柔軟に状況に適応する能力です。新しい環境や要求に対応できます。

7. 判断力
  - 判断力は重要な決定を下すための能力です。情報を総合的に評価し、リスクと利益を考慮に入れます。

8. 情熱
  - 情熱は何かに熱中し、続けるモチベーションを提供します。自身の興味や目標に対する情熱が大切です。

9. 優れた記憶力
  - 優れた記憶力は情報を効果的に保持し、必要なときにアクセスする能力です。学習と知識の獲得に役立ちます。

10. 組織力
   - 組織力はタスクやプロジェクトを計画し、管理する能力です。時間を管理し、効率的に仕事を進めるのに役立ちます。

11. 音楽的才能
   - 音楽の感覚や演奏能力を持つ人は、楽器の演奏や作曲など音楽に関連する分野で輝けることがあります。

12. スポーツの才能
   - アスリートのように体力や運動能力に優れた人は、スポーツ競技やフィットネス分野で成功することができます。

13. 視覚芸術の才能
   - 絵画、写真、デザインなど視覚的な表現が得意な人は、美術やデザイン関連の仕事で活躍できます。

14. 言語能力
   - 多言語を話すことができる人は、翻訳、通訳、外国語教育などの分野でキャリアを築くことができます。

15. 教育能力
   - 他の人に知識を教えることが得意な人は、教育やトレーニング分野で優れた教育者やコーチとして活動できます。

16. 技術的才能
   - コンピューターコーディング、プログラミング、テクノロジー関連のスキルを持つ人は、IT分野で成功する機会があります。

17. 調和性
   - 周りの人との調和を保ち、対人関係を円滑にする能力は、リーダーシップやチームワークに役立ちます。

18. 創業家精神
   - 新しいアイデアやビジネスを立ち上げることに情熱を持つ人は、起業家として独自の企業を築くことができます。

19. 感受性
   - 知覚や感情に敏感な人は、芸術、文学、心理学など感性を生かす分野で活躍できます。

20. 社会的影響力
   - 社会的問題への関心や影響力を持つ人は、社会改革や非営利団体での活動に貢献できます。

これらの才能や強みは、個人の興味や情熱に合わせて発展させることができ、それぞれが異なるキャリアパスを開くことができます。自身の強みを認識し、それを活かす方法を見つけることが成功への第一歩です。

自身の才能や強みを見つける方法

じゃあ実際どうやってその才能や強みを見つけるのかについて、解説していきます。

1. 自己評価:
  - 自分の興味や趣味に注意を払い、何に情熱を持っているかを考えてみてください。また、過去の成功体験や満足感の高い瞬間を振り返ることも役立ちます。

2. フィードバックを受ける:
  - 友人、家族、同僚に自身の強みや特長について尋ねてみましょう。彼らからのフィードバックは新しい視点を提供し、気づきをもたらすことがあります。

3. 試行錯誤:
  - 新しいスキルや活動を試してみることで、自身の強みを発見することができます。異なる分野や趣味に挑戦してみてください。

4. 資源を活用:
  - 自己啓発書、オンラインコース、ワークショップなど、自己成長に役立つ資源を活用して新しいスキルや知識を習得してみましょう。

5. アウトサイド・イン視点:
  - 自分以外の人々からの視点や意見を尊重し、自身の強みを客観的に評価してみてください。専門家のアドバイスも受ける価値があります。

6. マインドフルネス:
  - 自分の感情や思考に意識的に注意を払うことで、自己認識を高めることができます。瞑想やマインドフルネス練習を試してみることもおすすめです。

7. 時間をかける:
  - 自身の強みを見つけるプロセスには時間がかかることがあります。焦らず、継続的に取り組んでいくことが大切です。

8. 目標を設定:
  - 自身の強みを活かせる具体的な目標を設定し、それに向かって行動することで、才能や強みを発展させることができます。

自身の強みを見つけるプロセスは個人によって異なりますが、上記のステップを組み合わせて進めることで、自己認識を高め、新たなキャリアパスや興味を見つける手助けになるでしょう。

自身の才能や強みを見つけるプロセスでの注意点

自分で自分を知ろうとする際には、どうしても見たくない部分、触れたくないこと、考えたくないから考えない、自分にそんな才能はないと決めつけてしまったり、といった自分の考え方の癖とぶつかってしまうことがあります。そんな注意点も紹介します。

1. 自己制限の回避:
  - 過去の失敗や自己疑念からくる自己制限を回避しましょう。自分に可能性を信じ、挑戦的な目標を設定してみてください。

2. 他人との比較を避ける:
  - 他人と比較して自分を評価することは、自己評価を低下させる原因となります。自身の成長と目標に焦点を当てましょう。

3. フィードバックの受け入れ:
  - 批判的なフィードバックや意見を受け入れることが難しいかもしれませんが、それらは成長の機会です。建設的なフィードバックを受け入れる姿勢を持ちましょう。

4. 長期的な視野:
  - 才能や強みの発見は時間がかかることがあります。即座の成功を求めず、継続的な努力を惜しまないようにしましょう。

5. 多様性を尊重:
  - 自身の強みが他人と異なることを尊重しましょう。個々の強みが異なる人々と協力し、互いに補完し合うことが大切です。

6. 失敗を学びに変える:
  - 失敗や挫折は成長の機会です。失敗から学び、次に向けて前向きに進むことが大切です。たとえ失敗したとしても、成功するまでの途中の過程に過ぎないことを思い出しましょう。

7. 目的を持つ:
  - 才能や強みを見つけるプロセスは目的を持って行動することが効果的です。自身の価値観や目標に基づいて、行動を選択しましょう。

8. 自己認識の向上:
  - 自己認識を高めるために、感情や思考に対する自覚を持つことが重要です。マインドフルネス練習などが役立つことがあります。

これらの注意点を考慮しながら、自身の才能や強みを見つけ、活用するためのプロセスを進めていくことが成功への道です。遠慮せずに自分を信じ、自己成長を追求しましょう。

まとめ

この記事では、個々の才能や強み、武器を発見するプロセスや、それに伴う注意点に焦点を当てました。自己探求の旅で、自分に秘められた真の力を見つけ出すための道筋が示されました。ブルーロックという作品から、日本に根ざした価値観や文化ついて再認識し、自分の武器を磨く重要性について学びました。

気になった方はぜひ、ブルーロックを見てみてください。漫画もアニメも、エゴイストの迫力がとてもわかりやすく描かれていて、思わず惹き込まれてしまいます。私は野球派でサッカーはよく知らなかったのですが、ブルーロックを通じてサッカーを見るようになりました。これまでの考え方を、根底から覆すブルーロックは素晴らしい作品だと思っています。アニメ2期はやくきて欲しい…。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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