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しあわせのプレゼント

「あー、ボクしあわせだなぁ(^^)」

5歳の息子。

彼には9歳の姉がいる。当然の事ながら、二人目以降に誕生した子供には、産まれた瞬間から、ほぼずっときょうだいがいて、ママを独占する事ができない。

とある平日。仕事が休みになったので、息子も保育園を休ませて、姉が帰宅するまでの時間を久しぶりに2人だけで過ごした。

何も特別な事はしていない。

2人で思い切り遊び、

「ママだっこしてくれる?」のリクエストに応えてしばし抱っこ。ずいぶん重たくなったものだ。その抱っこをしているときに、言ってくれたのだ。

「あー、ボクしあわせだなぁ」って。

これだけの事で、こんなに嬉しそうに笑ってくれるんだ‥って思ったら、心があったかくなった。それと同時に、ちょっと反省もした。

娘もそう。息子もそう。それぞれ1人ずつと向き合う時間。その時間は子供たちにとって、わたしが思うよりもずっと特別で幸せな時間なんだなと実感した。

ママである私にとっても、特別な時間だ。いつもと違う子供の顔がみえる。姉弟でいる時、家族みんなでいる時とは違う、ママと二人きりの時だけにみせる顔。これは私の特権だ。穏やかで、わがままで、少し恥ずかしそうで、めちゃめちゃ甘えん坊。

きっとあっという間に大きくなって、ママから離れる時間がどんどん増えていく。

こんなふうに全力で私を必要としてくれるのも今のうちなんだろう。

自分だけの時間が欲しいとか、一人でゆっくり眠りたいとか、今はそんな風に思う時もあるけれど、‥きっとそれが叶うようになったら、今の不自由な幸せを懐かしく、恋しく思うのだろう。

今を大切にしないと!と、改めて気がついた息子からのプレゼントだった。


最後までお読み頂き、ありがとう御座いました☆


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