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Kj的Rhythm論

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Kjの半生を捧げた「Rhythm」。 その「Rhythm」を自ら、文章で語る、 ドラマー随筆集!
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Kj的Rhythm論 〜「今」というGroove〜

Kj的Rhythm論 〜「今」というGroove〜

唐突だが、僕が妻との結婚を決めた一番の理由。
「生き方のGrooveが、すごく似ていた」から。

Rhythmとか、Grooveとかって、音楽だけじゃない。
どんな分野でも、繰り返すか、違う事をやるかの2種類ポッキリ。
そう、人間が、人類が生きる限り、そこにはそこの
RhythmやGrooveが存在する。

「今」という時代。
実に様々な趣味、嗜好、生き方があふれた、混沌の時代。
「ブレードランナ

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Kj的Rhythm論 〜脳内パンデミック〜

Kj的Rhythm論 〜脳内パンデミック〜

さて、宣言したからには、そのタイトルにふさわしく。

「パンデミック」という言葉をごぞんじだろうか?

ある感染症(特に伝染病)が、顕著な感染や
死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の
流行を表す用語である。
(Wikipedia -パンデミック-より引用)

あるRhythmが頭の中でぐるぐると回り続け、
鳴り止まずにトランスしてゆく状態、それを僕は
「脳内パンデミック」と呼ぶ事にしている

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Kj的Rhythm論 〜恋愛とGrooveの関係性〜

Kj的Rhythm論 〜恋愛とGrooveの関係性〜

恋の歌なんて、砂の数ほど、あふれているよ。

ひとつのバンドが作り出す「Groove」
それはたゆまぬ向上心と、血のにじむ様な修練、
そして、まばゆいばかりの高揚感がもたらす、
偶然と奇蹟のコラボレーション。

僕は、麻薬的なその瞬間から抜け出せずに、
未だに音楽を奏でている。

ひとりでは工事現場に等しい、打楽器奏者。
しかし、そんな僕がいっぱしの顔をしていられるのは、
共に演奏するバンドのおか

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Kj的Rhythm論 〜スネアドラムのチューニングに関してVOL.2〜

Kj的Rhythm論 〜スネアドラムのチューニングに関してVOL.2〜

さて、ではVol.2行こうか。

では、ドラムや打楽器に関して「チューニング」とは
一体、何なのか?

楽器には得てして、チューニングという行為が必要となる。
この行為は、ギターなどの音階楽器と異なる部分がある。

「明確な正解が存在しない」という事。

この事実は、打楽器の「チューニング」が、
「サウンドメイク」の性格を大いにはらむ、という事に他ならない。

では、市販のドラム教則本を開いてみよ

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Kj的Rhythm論 〜スネアドラムのチューニングに関してVOL.1〜

Kj的Rhythm論 〜スネアドラムのチューニングに関してVOL.1〜

さて、ものすごいテーマを掲げてしまったw

スネアドラム。
コイツのチューニングに関して、悩んでいる方は多いだろう。
しかし、そのチューニングのキモになるのは、
「諦める事」それが全て。

ドラムセットの中でもメインとして扱われる事の多い、
スネアだけに、誰しもが「求めてしまう」もの。

だが、全ての欲求を満たすヘッドや、フープ、
胴など存在しない。
ましてや、それを完璧に寸分違わぬ演奏する実力を

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Kj的 "Rhythm"論 〜指によるイコライジング〜

唐突に。

ドラムやバチを使う打楽器において、
ショットの際に一番、重要なのは、一体、どこでしょう?

僕は、圧倒的に「指」
特に、立てる為の中指w、指輪の為の薬指w、
「コレがコレなモンで」の為の小指w、この3本が重要。

何故かと言うと、この3本の指による「処理」を
行う事で、サウンドに変化が加えられるから、なのです。

それはピアノなどの様な、タッチでもあるし、
料理で言う「アク抜き」の様な

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さて、Rhythm-Worksの設立に追われてた僕も、Kj的Rhythm論を引っさげ復活。
ヒントをくださったのは「文章によるドラムレッスン」とのコメントでした。
ボク的には図解入りが必須かな?って思ってはいたのですが、
そのコンセプトに、ハマれそうです、ありがとうならさきさん!

もう寝床だから。
ここで半生を捧げてきた「リズム」とは?を
140文字以内で、まとめるなどの暴挙は、
やめておこう。
でも、僕はリズムって「委ねること」だと思う。
その場の空気のうねり、その心地良さに
身を「委ねる」事しか、神は許してはいない。
平穏な日常はリズムに溢れている。

Kj的 "Rhythm" 論 〜「Groove」トハ?〜

随筆、ってものになるのかな?
フォーマットはどうでもいいのが、僕の持論なので、
しばし、お付き合いの程を。

「Groove」「グルーヴ」という言葉がある。
僕はこの言葉が「Rock」と同列に並ぶ程、嫌いだ。

その理由は単純明快。
これほど、分かりやすい意味を持たない「アイマイ」な言葉はない。
人によって、その意図する所の意味は違っているし、
用法も違う、違いすぎる。

しかし、僕が他人にドラム

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