Kj的Rhythm論表紙

Kj的Rhythm論 〜「今」というGroove〜

唐突だが、僕が妻との結婚を決めた一番の理由。
「生き方のGrooveが、すごく似ていた」から。

Rhythmとか、Grooveとかって、音楽だけじゃない。
どんな分野でも、繰り返すか、違う事をやるかの2種類ポッキリ。
そう、人間が、人類が生きる限り、そこにはそこの
RhythmやGrooveが存在する。


「今」という時代。
実に様々な趣味、嗜好、生き方があふれた、混沌の時代。
「ブレードランナー」で見た、物理的な混沌ではなく、
精神的な混沌の時代。

幸せ=お金ではない。
そう願う人々が増えたから、流行り廃りのスピードは、
マッハどころか、光速の勢いか?

そんな「今」
僕は「ブレない」事が「今」を紐解くカギだと思っている。
僕の追求してきたRhythm、Grooveは、僕がブレない限り、
「今」の荒波を、サーフボードよろしく、乗りこなす事が出来ると。

そう信じているから。
「今」も僕は、大切な仲間の為に、カウントを出せるんだ。
自分の信じた、Rhythmを刻め。
自分の信じた、Grooveに酔いしれろ。

ナルシスティックに、キメよう。


僕が今でも、所属するXieでの自己テーマに掲げているのが、
「機械と人間のRhythmの融合」

Xieには、打ち込みとの「同期」演奏が存在する。
レコーディングにおいて、打ち込まれたRhythmの方が、
その曲を際立たせる事が出来るなら、僕は躊躇せず、
その箇所のプレイをしない。

もし、興味があるなら、Xieの「蛹」(さなぎ)というアルバムを
聴いてみて欲しい。
そこには、僕が叩く事の出来ないRhythmが数多く存在している。
その中の数曲は、僕は一切、プレイしていない楽曲もある。

僕のドラマーとしての、ちっぽけなプライドなんて、
楽曲は微塵も、必要としていないんだよ。
叩けないなら、出しゃばる必要は無い。


「今」
機械が、生活の中心をリードし始めたこの時代。
Rhythmもきっと、共存が必要なのだろうと、
僕は思っている。

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